【西原理恵子 & 山崎一夫】たまには守備の話。

たまには
守備の話

「山崎さんは棒テン即リー全ツッパを提唱してるのに、ダマや降りが多い」

かつて片山まさゆきさんに見抜かれてしまいました。
特に南場になって自分がリードしていると、その傾向が強くなります。

ライバルの親落としを主眼に置いたり、うかつな棒テンで追いかリーチの餌食にならないためです。

麻雀の腕が中級から上級に移行するあたりまでは、棒テン即リーと同じ効果を得るための守備の技術の習得は、何倍もコストがかかります。

棒テン即リーで千円の収入アップは簡単ですが、守備で千円の節約はケタ外れの努力がいるんです。
裏スジでドラマタギでアンコ持ちで「これしか無いだろ」って牌も切れ。

え、当たった? 大丈夫です。

「やっぱり切っちゃいけない」

という、
●特殊な例の一般化さえしなければ大丈夫です。

あ、守備の話でしたね。
東場の攻撃は大振りで行くのと同様に、東場の振り込みも大振りでいきましょう。

ただし大雑把に東場と南場を分けたように、1局の前半は大振りでかまいませんが、後半終局に向かうに従って緻密な守備になります。

私の店で成績が悪いクルーは、東場も南場も、局の前半も後半も、トップでもラスでも同じように手を進める傾向があります。
タメが無いんですね。

オーラスでトップ目から、ツモが無いのに放銃とか。
逆に勝っている人は、アガる能力が高くて自信があるせいか、魅力的な手でも降りることができます。

さらに成績の良い人は、失う物が無いように見えるラス目からでも撤退、あるいはラス確アガりをするんです。
五十嵐毅プロのかつての述懐。

「半年前のあの放銃さえ無ければ決定戦に残れたかもしれないのに、無駄な放銃をしてしまった」

リーグ戦を戦うプロほどではありませんが、無駄な放銃はなるべく避けたいですよね。

●無駄な放銃の主なものは、リーチとホンイツです。

テンパイと色のどちらかを教えてくれるなんて麻雀ではマレ。
ダマテンを警戒して降りるのとはワケが違います。

固定メンツの場合、リーチに安易に振り込むと、味を占められてさらなるリーチ攻撃を受けます。
全員がキッチリ降りることにより、次回は損な選択のダマにしてくれるかもしれません。

 

●親とライバルにも要注意。

親は得点が5割増し。リーチならさらにダマの3倍くらい。
子の仕掛けやダマででこれより有利に戦えるケースは多くありません。

たとえ親の現物でも。

ライバル相手では、ウマやトップ賞を失うリスクは避けましょう。
ただし、私の店のようにウマが小さい場合は(1-5-1.5)、素点とチップがそれを上回ることも多いです。

無駄な放銃の他に、無駄なアガリ逃しもあります。

「リーチ」

長い1シャンテンがやっとテンパイした嬉しさに、つい発声してから後悔しました。
親で確定タンピン三色ドラ2、ダマでもイイペーコのほうをツモれば倍マンです。

●アガリ確率を半分、得点増えずの大失敗。

しかもダマでも飛ぶ所が2軒、さらに倍速くらいで出そうだったんです。

6の裏スジは
2-5だけ?

まず6の裏スジの2-5が危険というのは錯覚です。
6切りのダブリーなら、組み合わせ上5待ちは僅かに少ない。

専門用語を知ると、実態がありそうで役にたつように感じますが、そうでもありません。

●そこで振るのはカッコ悪い。

程度です。
あ、守備の話でしたね。

守備のための推理は、ほとんどが外れます。
最初の推理が現物になり、次々と推理を変更し、結果を知った時に記憶の変容と収束が起こり

「やっぱりな」

それでも推理し続けるのが麻雀の面白さです。
推理の前提として、自分が牌効率(忍田幸夫プロ)に従って最短コースで打てれば、その裏返しが推理に繋がります。

 

●推理は牌の組み合わせと対人ゲームの推理があります。
この組み合わせは絶対不可能なら通る。

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