CHU! 強すぎてごめん
魔王・佐々木寿人
一撃8000オールへの道程
文・ZERO / 沖中祐也【火曜担当ライター】2023年10月3日
この夏、ずっと働かせ続けてきたエアコンをオフにし、窓を開けた。
部屋に10月の涼しい風が入ってくる。
筆者の趣味である登山やサウナ、そしてMリーグの季節がやってきたのだ。
2週ほど早めに始まった今期だが、もうすでに明暗が分かれつつある。
上位、中位、下位の集団ができかけているのだ。
第1回戦
東家:茅森早香
セガサミーフェニックス
この日は上位を形成するKONAMIと雷電、下位に甘んじているフェニックスと風林火山という顔合わせになった。
しかし、サウナには上段と下段しかないように、卓上には上位も下位も男も女も先輩も後輩も関係ない。
東1局 ツッチーフラグ
松嶋「目を引く配牌を取った人がいましたね」
土田「寿人ですか?ちょっとまとまるか怪しいですね」
この解説が完全にフラグとなった。
ドラのが対子だが、土田の言うとおりまだまだ時間がかかりそうである。
これが無駄ヅモ無しで
5巡目リーチとなり…
ひょいとツモりあげてリーチ・ツモ・ドラ2・赤の2000/4000。
寿人は開幕から連勝しており、チーム躍進の原動力となっている。
レギュラーシーズンの通算成績が1位になったという寿人だが
(麻雀ウォッチ様のデータより)
(3年目の伊達が3位に食い込んでいるのも凄いですね)
これだけ勝っていても、例年はスロースターター。
開幕から飛ばしているイメージは一切ない。
東2局 追う若武者
その寿人を追ったのが本田だった。
リーチ・ピンフ・一盃口・ドラ2・裏2の12000を親の亜樹からGET。
この日がバースデーという本田。
昨シーズンブレイクしたこともあり、今年も伸び伸びと打っている印象である。
本日の観戦記はこの2人の攻防をメインにお伝えしていく。
東4局 考えさせられる一局
後にボルケーノする寿人であるが、ここからの2局の選択は抑えておきたい。
ドラのを切れば、カンのテンパイ。
テンパイを外していくなら打といったところだが、寿人はを切った。
これは亜樹の仕掛けが大きく影響している。