「繊細なる超巨人?!」
〜大型新人、竹内元太の
初勝利
文・千嶋辰治【月曜臨時ライター】2024年9月23日
今日の目玉はなんと言ってもセガサミーフェニックスに新規加入した竹内元太。
2013年に最高位戦日本プロ麻雀協会に入会。
2022年、麻将連合主催の第24回BIG1カップにて初タイトル。
同年には自団体の最高峰タイトルである最高位を奪取し翌年にはこれを連覇。
非凡な才能に結果がついてきたというまさに「ノっている男」。
192㎝の大きな体で風を切り、Mリーグの舞台に降り立った。
第1試合
東家:瀬戸熊直樹(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
西家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
北家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
元太との親交が深いという解説の朝倉康心プロいわく、
「流石に緊張してましたね。」
という元太の立ち上がりを振り返りたい。
東1局。
ネックとなりうるペンチャン2つを抱えた元太。
決して良い配牌とは言えないか?
2巡目、元太がツモ切ったを親の瀬戸熊がポン。
親がキー牌を仕掛けたことで場に加速感。
と、元太。
3巡目にツモったをノータイムでツモ切り。
のターツを、が2度受けとなるも敢えて固定した。
字牌を1枚離したくなる打ち手は少なくないかもしれないが、親の早い仕掛けに対して将来に手詰まりを起こさない… という意味で妙手であったように見える。
次巡、
懸案であったペンを引き入れて一歩前進。
さらに次巡、
ドラのをツモってイーシャンテンに持ち込むが、最初のテンパイは瀬戸熊。
滝沢から切られたをチーして待ち。
この巡目で山に2枚しか残っていないが… 元太の手を見てほしい。
直前に引いたを手に置いている。
ピンズのメンツが埋まってしまうと高確率で放銃となる格好。
点数は2,900ながらピンチに。
しかし、、と瀬戸熊に対して厳しい牌を打ちながら迎えた終盤、
山にあった最後のを引き入れて放銃回避。
ペンを払っていく。
と、滝沢から強烈なリーチが飛んでくる。