愛よりも牌に夢中になったあの頃…“激動の高校生編”【仲林圭のゲスコラム】VOL.23

仲林圭のゲスコラム】

VOL.23

 

こんばんは。本日もキンマウェブの時間がやってきた。先日、渋谷にあるcitrusと言うバーに行ってきた。日本プロ麻雀協会の柚花ゆうりプロが店長をしているお店で、たまにゲストで入ったりするのだが、仲林ゲストの時は5人くらいしかお客さんが来ない。それに比べて先日行った時は満卓で自分の人気のなさを改めて感じた出来事だった。そこのボックス席でお酒を嗜んでいたのだが、協会の後輩が何人かこちらにきて飲み始めた。最初は普通に飲んでいたのだが、何故か後輩にキスをせがまれ、無理やりキスをされた。羨ましい出来事のように聞こえるだろう。相手は男だ。一ミリも羨ましくなく、他の後輩達は引いていた。まぁ、楽しく飲めたからよしとしよう。7月28日にゲストで入るので遊びに来てくれると助かる。そろそろクビになりそうな気がする。助けてくれ。

さて、また昔話に戻って行こう。

ネット麻雀のサークルに入った仲林はそこで色々な事を勉強した。当時の彼女を放置してほとんど毎日ネットで麻雀をしていたのだ。麻雀をやっている人ならわかると思うが、麻雀はハマると本当にずっとやってしまう。毎日麻雀の事ばかり考えて、最終的には禁断症状で消しゴムで切る練習をし始めてしまうのだ。もしかしたらこれは俺だけかもしれないが、とにかく始めた当初は本当に楽しくてしょうがなかったのだ。

毎日学校終わりにあぶさんで麻雀をし、家に帰ってはネットで麻雀をすると言う毎日を過ごしていた。もちろん、勉強など全くしていなかったし、試験期間中も麻雀ばかりしていた。

そんな中でもサークルで出会った20代の人たちと家で麻雀をよくしていた。当時仲林は圧倒的に弱く、彼らから色々な麻雀の知識を教えて貰ったものだった。それから仲林は飛躍的に麻雀が強くなっていくのだった。強くなるとまた麻雀がしたいと言う禁断症状になり、また遊びに行ってしまっていたのだった。ちなみに麻雀を強くなる秘訣は素直に話を聞く事だと思う。仲林はその点優れていたため、すぐに吸収していくことができた。

高校2年生になっても仲林の生活は変わらなかった。その甲斐もあり、2年生の時のテストは全く出来なかった。仲林が通っていた早稲田大学高等学院は平均点59点以下、もしくは赤点を3つ以上とると留年というシステムだった。2年生の3学期の期末テストで平均68点以上取らないと留年してしまうというところまで来ていた。どげんかせんといかん事態にまでなってしまっていた。

そんな中、当時の彼女であるカナちゃんに振られてしまった。それはそうだ。毎日麻雀しかしていなく、彼女の事を全くかまってあげられていなかったから振られるのは当たり前だ。早稲田実業の卓球部の先輩に恋に落ち、仲林は振られてしまったのだった。初めての失恋は仲林の心を深く傷つけた。あきらかに自分が悪いのに人間とは勝手な生き物である。

それからというもの、試験勉強をするとカナちゃんの事ばかり思い出してしまうため、また麻雀ばかりしていた。勉強など、ほとんどしていなかった。

そんな仲林にとってついに運命の試験の日がやってくるのだった。

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