【西原理恵子 & 山崎一夫】分岐点は4トイツ1メンツ半!

分岐点は4トイツ
1メンツ半

私の店のフリー営業は、従業員の麻雀収支は店持ちです。
当然ゲーム代も無し。
全員その日の着順と収支は記録しているので、そこそこにデータが積み重なります。

おおざっぱに分けると、
●コンスタントに勝ってる。
●勝ったり負けたり。
●コンスタントに負け。
という感じ。

多数派は勝ったり負けたり。
フリー雀荘の勝ち組に特徴的なのは、リーチの多用とそれに伴うチップ収入です。

ダマテンで赤入りザンクのロンは、五千点弱相当ですが、リーチツモを足して実質一万五千点くらいを狙おうというもの。
アガリ確率が半分になってもペイします。

トップへの寄与率も考慮するとほとんどは即リーでOKです。

先のデータと私の観察では、ダマが多い人は成績が悪い傾向です。
平均着順のわりに収支が悪い。フリーの重要なポイントです。

リーチ優先のためには、手牌組みは棒テンが基本、役よりも速度。
棒テンのさらに基本は、安全牌無用、完全1シャンテン維持。

完全1シャンテンというのは、出現頻度の高いリャンメン2つと2トイツ残しのブクブク麻雀。
安全牌持ちのリャンメン16枚受けに比べると、シャンポン4枚プラスの20枚受けで速度アップ。

ゲームやギャンブルや投資で、25%の効率アップは夢のような数字です。
放銃のリスクは多少上がりますが、気にしません。

放銃データを採るつもりもいいですよ。
少ない放銃データで本質に迫れるようなら天才かもしれません。

ここまでは、やろうと思えばすぐできます。
先の分類の勝ったり負けたりの上位クラスかなあ。

棒テンの1シャンテンの前に、ぐっと選択肢が多い2シャンテンを経由します。
この時の出現頻度が大きいのが、 4トイツと1メンツ半です。

お客さんや従業員の手が止まっている時はだいたいこのパターン。
4トイツが5トイツになれば、チートイツのスイッチがON。

シュンツ系のトイツがあれば、イイペイコや三アンコも見える。
チートイツかメンツ手かで考えるシーンです。

4トイツを維持しながらメンツ手も追う2シャンテンは、1シャンテンよりかなり複雑。
1シャンテンのミスや裏目が致命的なのに続く大事なシーンです。

「カチッ!」

あ、5トイツになってチートイツのスイッチが入りました。

メンツ手20枚受けの1シャンテンには遠そうなので、最大9枚受けの1シャンテン維持です。
同じ1シャンテンでも、チートイツとメンツ手では凄い差ですね。

1シャンテンでも凄い差なんだから、相手のリーチにチートイツ1シャンテンで対抗するのは、かなり難しい。
たとえドラがあっても、たとえ追いついてもです。

さて、チートイツ1シャンテンになったら、
待ちごろの牌よりもテンパイを優先させましょう。

待ちごろの牌3種各1枚切れなら6枚、初牌なら9枚。
完全1シャンテンのライバルに先手を取られそうです。

「リーチ」「リーチ!」

相手のリャンメン8枚受けに対して、待ちごろ2枚受けは厳しい。
チートイツは先手最優先です。

1シャンテンでドラ表示牌を持つ人はほぼいませんが、(1から8まで)ポンカスを持つよりはマシ。
余談ですがリーチ宣言牌がドラ表示牌なら、チートイツの推理はほぼ消える。

もう一つ、4切り即1タンキのチートイツは無い。
例外はチートイツかつイイペイコがらみからメンツ手になった時くらい。

地獄待ちくらいに、ほぼ無視していいと思います。

ただしこの推理を見越して、3種124から24の順番で切られたら、シャンポンを除外する推理も働いて、術中にはまりそうです。

自分なりの
最適ポイントを探す

加点したい時はほぼ全部リーチがフリー麻雀です。
1300点の悪形や自分がトップ目などの例外はありますけど。

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