Mリーグは生き残りをかけたバトルロイヤル!来季のリストラ対象は?【熱論!Mリーグ】担当記者:ZERO

熱論!Mリーグ【Tue】

Mリーグは生き残りをかけた

バトルロイヤル!

来季のリストラ対象は?

文・ZERO【火曜担当ライター】2020年3月24

本日は普段の観戦記をお休みして、特別に総括的な記事を書くことにした。

現状Mリーグはセミファイナルの真っただ中であり、総括する時期でもないのでは?とも思ったのだが、とある動画でMリーグのチェアマン・藤田晋社長がこんなことを話しているのを見てしまったのだ。

 

 

なんと、来季(2020)に何かしらの形で現状のMリーガーの編成が大きく変わることを語ったのだ。

下のリーグを作る、というような「増やす」方針ではなく、誰かがリストラになり、誰かが入るという「入れ替える」方針であることを、この動画で藤田社長は示唆している。

参考動画↓

【麻雀遊戯BAR】プロ雀士について&Mリーグ3年目の見所教えてもらった![ゲスト:藤田晋社長]

https://www.youtube.com/watch?v=0ipRi_jEJ6Y

たしかに、ずっと同じメンツで打っていては飽きてしまうファンも多いだろう。

そして、負け続けたらここにはいられない、という緊張感が存在することによって、新たな人間ドラマが生まれ、ますますMリーグは面白くなる。

そういう意味では人をダイナミックに動かす必要はあるのかもしれない。

ただ、チームやファンとしては歯がゆい気持ちもあるだろう。

何せまだ2年。ファンとしてもようやく名前を覚え、その人の性格や麻雀の特徴が把握できてきたころだし、さぁこれからという時期でもある。

この人が辞めるならMリーグなんて見たくない!っていう人もいるはずだ。

そして麻雀とは別に、選手はチームのためにいろいろ尽力してきた。仕事として当然なのだが、チームとしても同じ控室で長い時間を過ごし、たくさんの苦楽を共にしてきた、いわば「戦友」なのだ。

麻雀界は狭い世界。

いくらビジネスとは言え、情がどうしても生まれてしまう。

そして、何より麻雀は運の要素の強いゲームだ。

20半荘前後では全く実力を測れない。

とはいえ、じゃあなんのために麻雀をやっているの、という話になるし、チームへの貢献度だけで査定するわけにもいかず、だからこそ結果に対する悲哀が増幅するのかもしれない。

というわけで、今回は一応「リストラ対象は?」というテーマで全チームを振り返っていくつもりだが、あくまでもそれはお題目として、私が感じるところを好きに書いていこうと思う。

あまり気合を入れずに、ダラーッと読み流してもらえると嬉しい。

それでは下位のチームから見ていく。

8位

EX風林火山

私はこの3人が大好きだ。

まず二階堂亜樹

私の年代(40代)でずっと麻雀プロをみてきて、亜樹を嫌いな人はいるだろうか。

いや、いない。

今でもありえないくらい可愛らしいルックスをしているが、だからこそ当時はもっとありえなかった。こんなコが麻雀をするのかと。

さらに私が感じるのは、亜樹の麻雀に対する姿勢だ。

先日、亜樹が滝沢と解説に来ていたが、

2人の言葉を聞いているだけで、麻雀への理解の深さ、そして愛を感じることができた。

麻雀の話は全て理論的で、それでいて選手目線での感情を織り交ぜて語っている。

何より、亜樹は麻雀を1mmも舐めていない。長年トップ女流に君臨しているのに、姿勢がとても謙虚なのだ。

麻雀の深さ、恐ろしさ、を知り、なおも探究心を持って挑んでいる姿勢はとても好感が持てる。

そして隣の滝沢和典も同様だ。

彼はイケメンなのに気取らない。

いや、その気取らなさは逆に異常だ。

イメージを気にして、普通、配信でこんなことは言わない。

こんなに気さくで、親しみやすいイケメンは見たことがない。

麻雀に関しては、亜樹同様に研究熱心で理論的、そして謙虚だ。

そしてもう1人の勝又健志選手。

Mリーグでもトップ3に入るほどの実力を持っていると私は思っている。

解説での理路整然とした説明はとてもわかりやすく、そして全選手の思考を余すことなく拾ってくる頭脳は、まさに麻雀IQ220という異名どおりだ。

こんな無敵に思えるチームだが、まさかのレギュラーシーズン最下位という結果に終わった。

さらにどうしても触れずにはいられないのが、昨年の例の「事件」だろう。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀戦術シリーズ新刊/