あの「事件」を受けた後に3人を続投したことにも驚いたが、それでいてリーグ成績が最下位となれば、何かしらの責任が問われて当然と考えるのが普通だ。
藤田社長の言葉から、もしかしたら最下位のチームから入れ替えを強制する、というようなルール、もしくはそれに近い措置がとられる可能性も高い。
となると、今季3人の中で1番成績がよく、さらに実力はトップクラスである勝又がリストラ最右翼となってしまう公算が高い。
知名度やルックスから亜樹&滝沢を外すとは考えにくいからだ。
勝又の麻雀は勉強にしかならないので、そうならないことを祈るばかりだが。
このペースで書いていたら日が暮れてしまうので、少し飛ばしていこう。
7位
まさかのレギュラーシーズン7位に終わってしまったドリブンズ。
一度沈んだら浮上しにくいリーグ戦であることを痛感したシーズンだったに違いない。
ドリブンズはなんらかの強制ルールが無い限り、全員続投だと思う。
そんなこと言ったらどのチームのどのメンバーもそうなのだが、この3人の誰かを入れ替えて、完全実力主義であるドリブンズのファンが納得するとは思いづらいからだ。
そして「育成枠」という名目で入った丸山奏子に関しても、とりあえず今季入れ替えたら意味がないと言える。
とはいえ、次のシーズンも足切り…ということになると、話は変わってくるかもしれない。
昨夜の解説にきていた園田が、4月から活動(練習)を再開すると言っていた。
(最下位の園田が言っていたので、全員続投という推測の根拠にもなった)
勝又同様、強者である園田のいないMリーグは考えられない。
成績を残すことを至上命題に置くドリブンズの、負けられない戦いはもう始まっている。
6位
それにしても、雷電というチームはこの3人じゃなきゃ成り立たないし、この3人は雷電以外のチームではうまくいかなかったのでは、と思う。
絵になる絶妙なバランスと言うか、よくこの3人を揃えたなとすら今は感じる。
昨夜のシーン。
シャボにとるかリャンメンに取るかの場面。
トップを取るにはマンガンが必要で、リーヅモドラ1じゃ足りない。
のシャボに受けて自風のをツモればマンガンになる。
ただはかなり良さそうで、一発や裏ドラも十分に期待できる牌姿と言える。
トップ率…という点においてもに受けたほうがいいのでは…と思って計算しようと思ったが、やっぱりやめた。
黒沢咲が、そして雷電が、裏ドラ頼みのリーチを打つ姿は想像できないからだ。
最後のツモで手元にを引き寄せる黒沢。
に受けていてもツモだったが、裏ドラは乗らずに逆転できていなかった。
解説・園田「裏ドラ乗っていないのが美しいですね」
今季・何度黒沢の逆転・爆発を見せつけられただろう。
雷電の麻雀の一番体現しているのは黒沢かもしれない。
土曜日の対局で萩原聖人は萩原の良さを残したまま、進化しているような麻雀を見せた。
逆に瀬戸熊直樹は変わらない強さがある。
雷電には、雷電ならシャボに受けるだろう、という絶対的な安心感がある。
シャボに受けてツモれなくてももう一局あるかもしれない。しかしリャンメンに受けて裏ドラが乗らなかったらそこで終わりだ。
トータル6位とかは関係なく、そんなルートを雷電は通らない。
そういった確固たるチームカラーを感じながら観戦するのは、麻雀を覚えたばかりのファンにとっては応援しやすいのかもしれない。
そういう意味で雷電も変えがきかないチームだ。
ただ空いている1枠に誰かが入ってくる可能性はある。
ワニくんとか。
そんなことを思った昨夜だった。
5位
佐々木寿人の昨夜の選択
寿人はここからを切った。
ドラがとはいえ、メンタンピンが見える手牌で、解説の園田も瞬間には意図が汲めなかった。
寿人の狙いはホンイツだった。