(いずれも東1局6巡目南家 ドラ)
こんな手だったり!
どちらも0面子かつ4トイツ。チートイツにもトイトイにも行けそうに見える形じゃ。
ここで、そんな時に使える「トイトイの二大条件」を教えちゃうのじゃ!
条件1:「ポンしやすいトイツ」は多いのじゃ?
456の数牌のような内側の牌はみんなが使いたがるため場に切られにくく、ポンしづらい牌じゃ! 逆に端の牌や字牌は場に切られやすくてポンしやすい牌。そうした優秀なトイツが多いほど、トイトイに向かった時に手が進みやすいのじゃ。
一つの目安としては1,9,字牌のトイツが3組あればかなりトイトイを進めやすいと言えるのじゃ!
条件2:「トイトイ+1翻」以上の打点が見込めるのじゃ?
トイトイはポンをしながら和了を目指すため、防御力が下がるというリスクを伴う手役じゃ。リスクを負うからには、それなりのリターン(打点)が見込めるときだけ狙うようにしたいものじゃ。
ここでの+1翻とは、たとえば「役牌やドラのトイツがある」、「赤を含んだ5のトイツがある」などじゃ。
この2つを満たす時にはトイトイを狙い、それ以外の時はチートイツを目指すのがバランスの良い打ち方じゃ!
というわけで、最初に見せた2つの「0面子4トイツ」の形を改めて見比べると
こちらは「ポンしやすいトイツ」が少なく、「トイトイ+1翻」も見込めないためチートイツ狙いに。
一方こちらは「ポンしやすいトイツ」が多くて「トイトイ+1翻」も十分狙えるのでトイトイにしよう、となるわけじゃ!
今回のまとめじゃ!
・面子手とチートイで迷うような手は面子手1本勝負じゃ!
・トイツ手に向かう基準は「4トイツ0面子」!
・トイトイとチートイで迷ったら「鳴きやすいトイツか」「トイトイ+1翻が見えるか」で決めるのじゃ!
鴉天狗の姿をしたVtuber。キンマwebで『VTuber千羽黒乃の麻雀講座』を連載中。趣味は歌と麻雀。麻雀歴1000年、天鳳は最高九段。
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