西原理恵子 & 山崎一夫 払ったお金も貸したお金もいったん渡したら戻らない…

払ったお金も貸したお金も
いったん渡したら戻らない

賃貸住宅から引っ越しの時に、入居時に預けた保障金がほとんど戻らなかった、経験がありませんか?
期待していたとおりに戻して貰った人は、まずいないと思います。

「壁紙を汚した。床にキズを付けたので弁償して貰う」

などと言われますが、ほとんどの場合、法的には払う必要が無いケースです。

自然の劣化ですから。以前私が引っ越した時も、内装業者が、改修費の見積もりに来ました。
一応チェックリストで各部をチェックするんですが、形式だけで結論は最初から決まってます。

「預かった保証金と同額の改修費にする」

大家さんも、不動産屋さんも、もともと返す気が無いことが多いんです。
不動産屋さんは、長い付き合いの大家さんの味方です。

大家さんにも事情はあります。
物件のローンや自分たちの生活費が楽に稼げる大家さんは、めったいません。

家賃をギリギリまで下げて、入居者を募集してることが多いので、本来なら自己負担すべき改修費の捻出が苦しいんです。

私は、何回も引っ越しをしてるし、店舗も10軒以上作ってきたので、改修費の相場も分かるんですが、まともに保証金が戻って来たことはめったにありません。

いったん預けたお金は、たとえ法的な権利があっても、取り返すのはけっこう難しいんです。

防御策の決定打はありませんが一部ご紹介。

●敷金保証金の不要な物件にする。
●入居時に現状の写真を撮っておく。キズ、ヘコミ、ひび割れ、汚れなど。業者さんの前で撮って良し。
●早めに退出を申し出て、早めに改修費を聞く。納得がいかないなら、家賃を払わずに交渉する。

など。

実は不動産屋さん自身のの手口、いやテクニックです。
私の零細商売歴は、十代の頃からなので、けっこう長いです。

僅か数年で、上場会社を作るようなスマートな人に比べると、あまりパッとした商売人ではありません。

なので、けっこう騙されたことも多いです。

数年前に発覚したのが、契約時に決めた購入単価を、私に無断で変更し、数年間に渡って、累計百万円くらいを過払いしていたことが分かりました。

当然契約書と法律を根拠に、返却を請求したんですが、先方は弁護士に相談して、払わない方針を打ち出してきました。

先方の責任者はとても誠実な人なんですが、すでに退職した部下が勝手にやったことの責任は取れないということでした。
部下と言っても、外注の営業部隊なので、おそらく、ちゃんとした報告を受けていないんだろうと思います。

顧問弁護士は、正義の味方ではなく、あくまでもクライアントの
味方なので、法の盲点を衝いて支払わないようにアドバイスしました。

「口頭で条件の変更を、従業員に告げたことにしてください」

だと思います。

「それダメでしょ」

と普通は思うんですが、こっちが諦めれば、クライアントに利益をもたらして手柄になります。
私は、先ほどの家賃不払いと同じで、直近の支払代金の不払いで対抗しました。

結局どこかの時点で納品中止になり、そこが先方もしくは弁護士の落とし所なのでしょう。
その後も請求書が来てるのは、

「請求書は送り続けて、時効を防いでください。山崎さんからの請求が一定期間無ければ、そちらの時効は成立します」

というアドバイスに従っているのだと思います。

私は請求書は出していませんが、時々その会社に出向いて、受け付けで口頭で請求してます。
相手のやり方のマネです。

結局、ぼんやりとお金を払った私の泣き寝入りになりそうです。

私の泣き寝入りのお金は、これらの他に、貸した分や、盗まれて犯人が分かってる分などを合わせると、マンション一戸分くらいあるので、あまり気にしてません。

借金は発生源で
踏みとどまれ

私の税務署通いは、この夏で丸4年になりました。
未払いの税金を毎月少しずつ払ってきました。

払っている金額よりも、延滞金が増えるほうが大きいので、永久に借金は無くなりません。
サラ金地獄と同じ税金地獄です。

「山崎さん、どこかで借金して払ってください」

「税金が払えないヤツに金貸すバカはいませんよ」

「いつでも差し押さえできますよ」

「ぢうぞ。できれば商売と生活を破綻させない資産にしてください」

続けて、

「その前に、違法な調査に基づいて、違法な徴収をした分を返してください。それで払います」

こうした交渉は、普通税理士や弁護士に依頼するのが普通ですが、私は自分でやってます。
専門家は落とし所を探るのが仕事なので、私のように

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