地を這うフェニックスを
復活させた茅森早香の
目の覚める見事な清一色!
文・危険な鬼太郎【火曜担当ライター】2020年12月15日
フェニックスは1回戦ラスを引いてしまいマイナスが400を超えてしまった。セミファイナルに進める6位のU-NEXTパイレーツとの差はおよそ300ポイント。
一週間もあれば300ポイント程度の差など普通に逆転できるが、視聴者目線から見るとかなりのポイント差に見えるものだ。一時期は最下位に沈みながらも立て直しに成功した雷電のように、フェニックスもこれに続きたいところだ。
【2回戦】
東家 茅森早香(セガサミーフェニックス)
東1局 親・茅森 ドラ
日向が東1局から重たい麻雀を見せる。と1枚ずつスルーして聴牌を入れる!
人によっては1枚目の牌から鳴いて待ちの千点のポンテンを取る人も大勢いるだろうが、日向はもの凄く打点に拘る打ち手。見事にポンテンのとをスルーしてを引き入れてメンゼンでのリーチを打つことに成功する。
これに一発で放銃したのが親番の茅森!
打はワンチャンスでかつ、イーシャンテンをキープできる秀逸な一打に見える物の、これが日向の当たり牌。
リーチ一発の5200!日向の打点を追求する姿勢が実った見事なアガリだ。
しかし茅森はこの東1局の不運から立ち直り、東2局で2600をアガると東3局では
勝又とのリーチ合戦を制してリーチツモタンヤオピンフの1300-2600のアガリ!トップ戦線に食い下がる。
東4局 親・日向 ドラ
メンゼン派の日向がを赤含みでカンチャンで仕掛ける。
タンヤオ赤赤の5800狙いの仕掛け。後はターツを落とせば、好形でアガれそうな形が残る。
これにたろうが打点で反撃。をチー!
打。さえ鳴ければ3900の手になるし、が重なればマンガンまで見える。現状では親の手が高いかどうかはいまいち分からないので、攻めるに限る。
タンヤオ赤赤の待ち聴牌。
これに反応するはたろう。
を手牌に残しての苦渋の切り。日向の手がタンヤオなのは明らかで、日向はを晒してチーをしている。
自分の目から赤は1枚も見えていないので、日向の手は2900から5800、果ては12000まで全部があり得る。
流石に赤が絡みそうなは攻めっ気の強いたろうと言えども切れない牌だ。
茅森が見事な聴牌を入れる!
カンを引き入れての待ちのピンフドラ3の満貫ヤミテン。は日向の現物なので拾えそうだ。道中、自風のを対子落としをしてカンに狙いを絞った手順は見事の一言。
この茅森の聴牌打牌のをたろうがポン!
まさかマンズのホンイツをやっていたたろうが、ピンズ待ちで聴牌を入れるとは。
これに茅森がで放銃!
たろうが親の仕掛けに対応してピンズを絞り切った見事な千点のアガリ。
打点こそ安いものの、親の日向の仕掛けをかわして危険な牌を切らずに蹴れたのは大きい。
南1局は勝又がカンで即リーチを打つとこれを日向から捕らえ、
リーチ一発赤の満貫!8000のアガリ!1回戦でトップを獲っている勝又。この半荘でもトップに立つ事に成功する。
南2局2本場 親・勝又 ドラ
日向に超チャンス手が入る。
巡目が深いので打で567の三色や、最低でもタンピンドラ1を確定させて親の現物のを持つかと思いきや、