猿川真寿を救いたい
文・徳岡明信【月曜担当ライター】2024年3月4日
2024年も早3月に突入し、Mリーグのレギュラーシーズンも終盤戦を迎える。
赤坂ドリブンズとU-NEXT Piratesの2チームが頭2つ程抜け出し
一時期500pオーバーを記録していたKADOKAWAサクラナイツが200pを切るような状況だ。
そして何と言っても注目は下位のボーダー争いだ。
6~9位までが100p以内にひしめき、1戦1戦がまさに運命を左右する勝負所となる。
これまでのポイント変動を見ると、3位のKADOKAWAサクラナイツまではまだ全然安心出来ない。
戦いは更なる火花を散らし激化する。
第1試合
東家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
南家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:猿川真寿(BEASTJapanext)
北家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
東2局1本場
先制は浅見、イッツー確定のカンリーチ。
仕掛けるは猿川、一発消しも込みでをチーして前に進める。
一発目の浅見のツモはなんと!
猿川のファインプレーで浅見の3000/6000が阻止される。
追いついた岡田も奇しくも浅見と同じカン待ちだ。
ウーマン達のを巡るめくり合いだ。
そのを吸収して猿川もテンパイ。
そのまま猿川が2軒リーチを交わし切る効果的なアガリ。
一発消しのチーでアガリを阻止し、自分でアガリ切る手応えありの好スタートだ。
その後、1局挟んでの東4局
岡田に大チャンス手のイーシャンテンが入る。
ここに来て急失速のチームを立て直す為には今シーズン好調の岡田が再びチームに活気を与えるトップが必要だ。
もちろん岡田も意識はしているだろう。
チームのエース格と言っても過言では無い活躍で自信も経験値も付いてきた。
伊達にダブドラのが重なりこちらも勝負手のイーシャンテン。
伊達もMVPや4着回避率の狙える位置に付けている。
本人もそこはしっかり意識していると公言している。
ここで一撃を決めてMVPに繋がるトップが欲しい所だ。
岡田がのポン。
イーシャンテンからイーシャンテンの仕掛けだが、くっつきテンパイの形に変化して受け入れの枚数が格段に上がる。
のチーも可能で、このに声が出るのは素晴らしい反応だ。
絶好の引きで伊達がテンパイ。
迷いなくリーチを宣言し、勝負を決めにいく。
浅見も打点、形ともに価値のあるイーシャンテンだ。
迷わず一発目にドラ表示牌のをノータイムでプッシュ!
迎撃態勢はバッチリだ。
オンナ同士の激しいぶつかり合い必至の局となってきた。
岡田も押しに押す。
、と伊達に全く通っていない牌をスッと切っていく。