お待たせしすぎたかもしれない
逢川恵夢からの、一足早い
クリスマスプレゼントを
モンダ民へ
文・カイエ【火曜担当ライター】2025年12月23日
麻雀観戦の魅力のひとつに、さまざまな対決の構図がある。
1対1の、いわゆる「サシ」で争われる囲碁や将棋に比べ、4人の対局である麻雀では、単純にそのパターンが6倍になる。
もちろん3人がぶつかる局面や4人のリーチ対決も存在するから、更に対立構造は増える。
第2試合の対局前のチームランキング。
首位のEX風林火山に肉薄する、好調・麻雀格闘倶楽部。
そこからダブルスコア広げられているものの、プラス200Pとチーム創設以来のハイスコアを叩き出すBEAST X。
反対に、サクラナイツとJETSは最下位争いに沈む。
上位争いの2チームと最下位争いの2チームとの対決。まずはこの対立の構図が見所となるか。
第2試合
東家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:逢川恵夢(EARTH JETS)
北家:東城りお(BEAST X)
本日はメガネ着用バージョンの逢川。
1回戦では阿久津翔太(KADOKAWAサクラナイツ)が珍しくコンタクトで登場したため「阿久津のメガネはここにあったのか」のコメントには笑った。
であれば、これは「メガネ対決」でもある。
Mリーグ2025-26シーズンも、今週で年内の対決は終わり。
クリスマスイブ前夜の、激闘の幕が切って降ろされた。
東1局
開局から火花が散るような対決が勃発する。
まずは先制リーチの伊達朱里紗。
カン
か
–
のシャンポンか。愚形同士の比較だったが、全く迷いのない速さで即リーチ。ここは決めていたか。見た目枚数で1枚優る、カンチャン待ちに。
東城もピンフ形で追いつく。
第1ROUNDのリーチ対決は、
ポイント上位同士の対決であり、
御覧の通り、リボン対決となった。
となるとこれは、広くはリボン対メガネの対立図式でもある。
結果は、
東城だ。
リーチ・ツモ・ピンフ・ドラの1300・2600のアガり。
まずは幸先の良いスタート。
東2局
親対子という対立の図式は、麻雀の見所であり肝でもある。
親は子の1.5倍の打点を有する。一方で子にツモられたときの親の支払いは、子の2倍。
このメリットとデメリットの妙が、麻雀の奥深さと魅力を一層引き立てている。
その親番である伊達から先制リーチ。
ドラドラ内蔵の勝負手だ。
–
待ちは山に4枚。
これをツモってリーチ・ツモ・ドラドラの4000オール。
対決の図式すら作らせない、親番特有の威圧感ある先制リーチで子を押さえつけ、高打点の手を実らせた。
東2局1本場
ここで実況の松嶋桃から、対局者4人の対戦データが披露される。
伊達は他の3人に負け越している。特に東城相手には5回の対決で順位を上回ったのは1度だけ。
逆に、渋川は全員に勝ち越している。















