お待たせしすぎたかもしれない逢川恵夢からの、一足早いクリスマスプレゼントをモンダ民へ【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 12/23 第2試合】担当記者 カイエ

そんなデータを払拭すべく、再び親の伊達が先制リーチ。
ヘッドレスのイーシャンテンからリャンメンが先に埋まり単騎が残る難しい選択だったが、端牌が待ちになるということで待ちで即リーチ。
前局もそうだが、リーチを宣言するスピードが速く、このあたりはチームメートの佐々木寿人の如く。

そこへ逢川が対抗する。
親リーチに対してギリギリ安全な迂回ルートを歩み、辿り着いた待ちはカン。

すると残り１枚を一発で引き当て、リーチ・一発・ツモ・ドラで2000・4000の満貫。
トップ目の親との対決を見事に制する。

東3局

本局の先制は、東城。

単騎でチートイツの即リーチ。手応えのある待ちだろう。

同巡、伊達。
第１打に切っていたを引き戻し、そこからメンツを再構成して辿り着いたテンパイ。
単騎かカンチャンかの３択。
東城の河はいかにもなチートイツだが、４枚見えのならいずれ当たりようがない。

カン待ちでリーチ。
相手が単騎待ちなら、ションパイの待ちでも「ひどいことにはならない」と判断しての追っかけリーチとなった。

松嶋「８対決！」

軍配は東城に！
リーチ・ツモ・チートイツで1600・3200の加点。
伊達に対する相性の良さをみせる。

東4局

ここも親の東城が先制リーチ。

ここまで女性陣３人に気圧され、見せ場がない渋川。

自身はイーシャンテンの手だったが、

ここはノーチャンスの３連打で迂回を選択。

ピンズのホンイツで仕掛けていた逢川も、ここでようやく追いつく。１段目から守備的に進行していた伊達の絞りもあり、少し時間がかかってしまった。満貫確定の–待ちは山に２枚。
女性同士のピンズ対決を制するのは？

いや、いつのまにか渋川が食いタンで追いついている。
ツモれば鳴き三暗刻で満貫になる待ちは、山に２枚。
一転、三つ巴の２山対決だ！

ここは逢川からが出て、渋川のタンヤオ赤2000点のアガリで決着。
打点は不満だが、躱し手としては大きい。

南1局

現在４着が１回のみと、ラス回避率部門でトップを走る渋川。
不調に喘ぐチームを単身、引っ張っている。

しかし、頑張りたい最後の親番でこの配牌は厳しい。

さらに伊達がカンをチー。タンヤオで1000点のみの辛い仕掛け。
解説の石橋伸洋が「このへんが伊達の強さ」と評する、勝負手と躱し手の見極め。
センス煌めく大局観で、急所はきっちり鳴くメリハリの良さ。

前巡、ソーズのリャンメンを払って一気通貫を見ていた渋川。
を掴んでしまい、無念の放銃となってしまった。

伊達のタンヤオのみの1000点で渋川の親番が終わる。
ただ、誰も30000点には満たず、点棒状況はまだ平たい。

南2局

親番の伊達がポンから仕掛けている。

のみやトイトイもあったが、ここでドラも使えるマンズのホンイツ移行。
親の満貫で一気に突き放しにかかる。