試合に負けて勝負に勝つ!
堀慎吾の鬼のような辛抱と
巧み過ぎるテンパイ手順
【A卓】担当記者:masasio 2020年12月6日(日)
最強戦2020の予選もいよいよ最終章。
本日はこれまでの予選で惜しくも敗れてしまった選手が復活を賭けて争う「ザ・リベンジ」
最後の一枠に滑り込むのは果たして誰になるのか。
予選A卓の模様をお届けする。
東家スタート
日本プロ麻雀協会
Mリーグ KADOKAWAサクラナイツ所属
タイトルホルダー頂上決戦 3位敗退
8月に行われた「タイトルホルダー頂上決戦」
決勝のオーラスを迎えて堀はトップ目だった。
ラス前に会心のチートイツをツモアガり一歩抜け出したのだ。
あと1局凌げば決勝進出というところで、本田朋広のダマテンに放銃。
あと数巡のところで涙の敗退となってしまった。
8月には「雀王」として最強戦に出場していた堀も、今では無冠になってしまった。
勝ち上がってリベンジ達成となるだろうか。
最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ 赤坂ドリブンズ所属
超攻撃型プロ決戦 2位敗退
つい先日、日本プロ麻雀協会から、最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍が発表された鈴木。
今年の最強戦では2月に行われた、「超攻撃型プロ決戦」の決勝で、近藤誠一と前原雄大とのデッドヒートの末、2着で敗退した。
対局自体は、「超攻撃型」の冠に違わず素晴らしいものだったが、対局後に解説の森山茂和プロが、大きく点棒を減らし4位で敗退となってしまった浅井裕介に「プロを辞めろ」と発言し大きく話題になった。
当の鈴木たろうには全く関係のない話だが、自身が勝ち上がって、肝心の麻雀の内容で話題になりたいところだろう。
西家スタート
日本プロ麻雀連盟
Mリーグ 渋谷ABEMAS所属
最強の麻雀戦術本プロ決戦 2位敗退
とにかく最強戦での白鳥はキレまくっている。
筆者はMリーグもほぼ全試合視聴しているが、正直なところMリーグでの白鳥は素晴らしいプレイも数多くみられる一方で、「あれっ?」となる選択も多い。
しかし、こと最強戦になると攻めるところは攻め、守るところは守る。
そして一瞬の切れ味もあるという素晴らしい出来栄えを見せている。
おそらく1回勝負で予選は2着取り、決勝はトップ取りという最強戦のシステムが白鳥に向いているのだろう。
勝ち抜くための条件がはっきりしているため、相手の動向もより鮮明にみえてくるのだ。
「最強の麻雀戦術本プロ決戦」でも素晴らしい切れ味を見せてくれていたが、大鉈のような滝沢和典の麻雀の前に惜しくも敗退となってしまった。
今年の最強戦はプロ連盟の勝ち上がりが続いている。
白鳥もこの波に乗れるだろうか。
北家スタート
最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ U-NEXT Pirates所属
最強の麻雀戦術本プロ決戦 3位敗退
A卓の4人の中で決勝進出に一番近かったのは間違いなく朝倉だ。
倍満ツモに気を取られ、ここでを切ってしまったのだ。
出アガリなら3倍満となり条件を満たすため、ツモ切りが正解だ。
結果は痛恨のアガリ逃し。
インタビューで「自分に対して怒りを感じる」と語った朝倉。