
を安全度の高い
にチェンジして…

を引き入れて
待ちのリーチを打った。

この内川のリーチまでの手順が、点棒の無い白鳥の読みを狂わせた。
・は通っているので、
待ちではない。
・が3枚見えており、
がワンチャンスの形。
・仮に内川がピンズをの形で持っているならば、
を引っ張ることは少ない
等の理由から、は無筋の中でも比較的通りやすい牌になっていた。

裏ドラがで、8000点のアガリ。コツコツ相手の大物手を蹴って、自分の大物手を鋭く成就させた。

さらに南3局では、ドラのをポンしてテンパイ、かつ白鳥の親リーチを受けた状態から…

しっかり現物のを打って急ブレーキ。白鳥の待ちは
であった。

そしてトドメは南3局1本場。ドラ3のテンパイで一旦と
のシャンポン待ちに取り…

次巡にを引いて
待ちのピンフにチェンジ。

これをリーチ中の白鳥から討ち取って、ダメ押しの8000点ゲット。

アガリ6回に放銃0回、攻守ともにパーフェクトと言える内容で、内川が個人4勝目を挙げた。
なんと、白鳥以外の3人が無放銃という、非常に珍しい半荘であった。

インタビューでは「コツコツアガリを重ねてましたね」とのコメントに、「大きいアガリも欲しいんですけどね(笑)」と苦笑する一幕も。
実は内川、金曜日は4戦3勝(いずれも第2試合)と、非常に戦績が良い。「ミスター金曜日」と呼ばせていただこう。
そして2020年のMリーグはこの試合で終了。年が明ければ新春がやってくる。そうすれば、サクラナイツの面々が、Mリーグに少し早めの桜前線を運んでくれるはずだ。