【西原理恵子 & 山崎一夫】ちょっと変わったお客さんもいました!

ちょっと変わった
お客さんもいました

フリー雀荘たぬができてから、そろそろ20年くらいになります。
Facebookでは次の通り。

開業: 1996年12月13日。
場所: 高田馬場

ギャンブルライターの山崎一夫が、主にパチンコ関係の仕事で稼いだお金をつぎ込んで 高田馬場に麻雀荘をオープンしました。
使用している写真は当時の山崎。

 

ワープロに時代を感じます。

 

なお、開業当時の「本たぬ」は2012年1月に営業終了し、現在の高田馬場店に統合しています。
ラップトップ型のワープロ専用機が、当時はあったんです。

創業店の「本たぬ」は数年前に税務署に急襲されたのをキッカケに倒産しましたが、今でも当時のお客さんが来てくれてるのは嬉しい限りです。

私と同年配の創業当時からの、板前の大将は、体が少し不自由になったにも関わらず、年末には正月用のお酒をプレゼントしに来てくれます。

「あの方が来たら、必ず私に連絡するように」

とクルーには伝えてあります。

当時、地元の早稲田大学の学生で、今も来てくれる人も多いです。

イケメンで筋肉質だった若者が、今では肥満気味、若ハゲ気味になってたりとか。
中年になり、バリバリ仕事をして、元気に麻雀を打ってるのを見ると、頼もしいです。

一方で、

「この人だいじょうぶかな?」

という人もいました。

創業当時は、女子クルーだけだったので、それ目当てと思しきお客さんもけっこういました。

フリーの経験はもちろん、麻雀の実戦自体が少なくて、牌を扱う手つきがおぼつきません。
なのに同卓の女子にアピールしたいのか、頻繁に小手返しをして、牌をポロポロ落としたりとか。

小手返しの時、牌が上家から見えてしまうケースもあります。

「リーチ」

捨て牌から推理すると、見えた字牌タンキしか有りえません。
いわゆる出待ちも多かったです。

これは今も変わらないかもしれません。

「ラス半で」

「こっちもラス半」

お気に入りの女子のシフト明けの時間に、早めにゲームを終わって店の前で待っているんです。

「親方、あのお客さん出待ちが気持ち悪いんです。お客さんなので無視もできないし」

「勤務時間外なので、私に気を使うことはないですよ。そんなにたくさん給料を払って無いし」

 

相談を受けたのに、いつの間にか付き合ってたりもありました。

 

全ツッパの威力ですかね。

 

 

なにかあったら
従業員へ

カップルのお客さんで、コンビ打ちを疑われるふたりがいました。

安いレートでコンビ打ちが儲かると思っている時点で、麻雀のゲーム性に関する知識と実力が無いように思います。
私が見張っているのが分かるようにしたら、来なくなりました。

学生時代に、高田馬場の雀荘の雇われマスターをしていた時は、もっと直接的な対応をしてました。
コンビ打ちの放銃者の手牌をいきなり倒して公開し、

「この手から放銃ですか? 安全牌あるじゃないですか」

とか。

 

十数年経って、このコンビを雀荘で見かけたので、若い頃の習性が抜けないのかもしれません。
「拾い」というイカサマをする年配の人も来ましたが、他のお客さんから通報がありました。

コンビ打ちと並んで、全自動卓になった今でも、ごく稀にやる人がいます。
もちろんお断りしましたが、漫画のようにイカサマ現場を押さえるワケではありません。

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