熱論!Mリーグ【Fri】
オーラス、武骨に叩きつけた
ハネマンツモ!チームを
背負う男、内川幸太郎の怒り
文・masasio【金曜担当ライター】2020年3月27日
Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズも後半戦真っ只中。
ファイナル進出を賭けた熱い戦いもいよいよ終盤戦。ファンの皆様も贔屓のチームの成績に一喜一憂されていることだろう。
それでは早速今日の対局の内容へ・・・といきたいところだが、最近少し気になる点があったのでご紹介したい。
3月20日(金)
第1試合
親リーチ中の萩原選手。
4枚目のを引いて暗槓・・・したのは良いのだが、1枚見せないままゲームを進行してしまった。
Mリーグの競技規定「槓」の項目でも暗槓の際には、4枚の同一牌(槓子)の開示が義務づけられている。
「それぐらいいいじゃないか!」という声も聞こえてきそうだが、ルールはルール。
無用なトラブルを防ぐためにもしっかり守っていただきたい。
ちなみに槓をした際に裏返す牌も「内側の2枚」と決められているので、注意が必要だ。
3月26日(木)
第2試合
2軒リーチをかわして大きなアガリの魚谷選手。
「2600は3800」
ん?この手はダブのみで2000点だ。
恐らく、もともとが暗刻だったのでテンパネすると勘違いしてしまったのだろう。
次の局に審判から修正が入ることになってしまった。
申告を間違えた魚谷選手がもちろん悪いのだが、そのまま局を進めてしまった他の同卓者にも責任はある。
アガリ形、アガリ点数を4人で確認するのは、ルールどうこう以前の話だ。
放送対局であるため、早く進行したいという気持ちは分かるが、きちんと確認をして対局を進めていただきたいと思う。
また、この時審判のマイクの音が魚谷選手のリーチの発声に聞こえてしまうというトラブルがあった。
これに関しては魚谷選手は全く悪くない。
局の途中で審判が発言する際は、アナウンスの前にチャイム音を流すなどすれば視聴者にも対局者にもより分かりやすいのではないだろうか。
そして本日
3月27日の
1回戦
瑞原選手がまさかのチンイツを見逃し。
ミスは誰にでもある、とはいえ麻雀プロとして、Mリーガーとしてあってはならないミスだ。
これは先ほど挙げた2つのプレイとは少し意味合いは違うが、取り上げさせていただいた。
一番痛いのは本人であり、チームなのだが、見ている方も気持ちの良いものではない。
恐らく途中で気が付いたのだろう、明らかに表情が険しくなっていた。
プロであり、Mリーガーである以上、こういったミスで叩かれたり批判されたりするのは当然だし、健全だと思う。
しかし、ツイッターなどを見ていると、明らかな人格否定や、誹謗中傷が目的のコメントも多くあった。
もちろんいくらひどいミスだからといって人格否定などは言語道断である。
我々視聴者、ファンも良識ある行動をとらなければならない。
瑞原選手は非常に悔しい思いをされていると思うが、過ぎたことはしょうがない。しっかり反省して残りのセミファイナル、またその先のファイナルで活躍する姿を見せてほしいと思う。
やはり瑞原明奈には笑顔が似合う。
さて前置きが長くなってしまったが、本題に入ろう。
本日1回戦を終えてのチームランキングがこちら。
セガサミーフェニックスが魚谷のトップで首位返り咲き。
しかしながら目を見張るのはサクラナイツの躍進だろう。1戦目でも手堅く2着を取り、ファイナル進出に向けて視界良好だ。
レギュラーシーズンを4位で通過したサクラナイツだが、セミファイナルに入ってから順調にポイントを伸ばしている。
セミファイナルは16試合の短期決戦。もし第2試合でトップを取ろうものなら、通過確実と言っていいところまでポイントを伸ばすことになる。
そんなイケイケムードのなか送り込まれたのは・・・