熱論!Mリーグ【Fri】
瑞原明奈、痛恨の
倍満アガリ逃し!
極度の緊張感がのしかかる
セミファイナルの重圧
文・危険な鬼太郎/2020年3月27日
今日のメンツは非常に個性的なメンツでとても良いなと感じる。
第1回戦
西家 瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
北家 魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
大ベテランの沢崎VS若手の松本、瑞原、魚谷という顔ぶれ。
沢崎が活躍したであろう昭和の時代では、麻雀打ちは誰もかれもが麻雀の「流れ」を信じて打ってきた。
ところが時代が昭和から平成に変わり、麻雀のスタイルもどんどんと変わり、「流れ」を信じる打ち手の数も少なくなってきた。少なくとも、松本と瑞原と魚谷は麻雀の流れを信じてはいないはずだ。
この令和の時代において、昭和VS平成の戦いが勃発してしまった。
東1局
南家の松本が1枚目からをポン!
ドラのカンがややネックな形だが、現状の形だけでも3900の打点がある手牌。ピンズの形も良いので、すぐにリャンメンに変わりそうな手牌だ。
松本がすぐにテンパイ。
なんとダブルドラのを引いてマンガンに変化。赤有り麻雀はすぐに手牌が高く変化しやすいので観ていて楽しい。
これをアッサリとツモって、役牌ドラ3の2000-4000のアガリ!5位のTEAM雷電も怖くなってきたアベマズ。何とかここでトップをとって決勝に残りたい。
東2局1本場供託1本
沢崎がをツモ切り。
若干狭く受ける一打を選んだ沢崎。
例えばこの手牌、を抱えて辺りを打てばの受け入れが増えて、を引けば5200のダマテンにも受けられる。
しかしそのテンパイを果たすとやや柔軟性を欠く。だからこそ沢崎はを切ってのタンヤオを目指す。
こうしておけばやのポンをしても良い形は残るし、どの赤を引いてもとりあえず手牌に残せる。8000点以上の手がタンヤオにしておけば簡単に見える。
沢崎がカンをチーしてタンヤオドラドラのテンパイを入れる。まっすぐ手を組めば河にと並んでいるので、とのシャンポンリーチが打てたが沢崎にとってはこれがベスト。
「まだ他家からが出る可能性もあるし、をツモればマンガン」
いざとなれば降りたり回ったりできるのが、鳴きタンヤオの利点だ。
柔軟に手牌をまとめ、をツモってのタンヤオドラドラの1000-2000のアガリ!
マムシのねちっこいアガリが場を支配する。
しかしそんなマムシにも東3局には難しい選択が訪れる。
東3局
まずは魚谷が先制リーチ!
とのシャンポンリーチ。特には自分の河にを捨てていて筋で、序盤にを切っていてとても盲点な待ちだ。
特にを早めに切っているので、
やからを切っている形は想像しにくく、降り打ちも狙える待ちだったがこれがなかなか出てこない。
そうこうしているうちに、沢崎の手牌が伸びる。
切れずに苦しんだとの槓子を上手くまとめてのイーシャンテン。
カンも有るか?と思ったが、
ここはとりあえず現物のを打ってのイーシャンテン維持。
まずカンすることのメリットは
①リンシャン牌から、を引けば現物のを切ってのタンヤオのテンパイが取れる。リーチ者魚谷のハイテイを消せる
事だ。逆にデメリットとしては
②リーチ者に対して、カンドラと裏ドラのドラ二つをプレゼントすることになる。