「不運」と戦う松本吉弘…新年初ランナーが見せた価値ある大逆転2着【熱論!Mリーグ】担当記者:山﨑和也

熱論!Mリーグ【Mon】

「不運」と戦う松本吉弘…

新年初ランナーが見せた

価値ある大逆転2着

文・山﨑和也【月曜担当ライター】2020年1月6日

藤井「遠山編集長、年末年始はどう過ごしていました?」

遠山「AbemaTVで過去のRTDトーナメントとか麻雀駅伝とか見ていたよ。各団体のリーグ戦の表を見てプロの名前もどんどん覚えてきたし。あっ、お正月にやってた麻雀オールスターズも面白かったね」

藤井「(あれ、いつの間にか編集長がすっかり麻雀にハマっている?)」

明けましておめでとうございます。2020年もよろしくお願いいたします。

さっそくこれまでの結果を振り返ってみる。2019年12月20日までのチームポイントがこちら。

新参戦のKADOKAWAサクラナイツがトップ。昨年王者の赤坂ドリブンズが最下位となっている。ドリブンズの不調ぶりは一体どうしたのか。3位から7位まではほとんど差がないといっていいだろう。

個人ランキングはこちら。上位にはベテラン、実力者がずらりと並んでいる。2019年は沢崎誠の破壊力や、白鳥翔の安定感あるゲーム回しなどが目立った。

下位の選手にも目を向けてみる。こちらの面々は2019年納得がいかなかったはずだ。2020年ではどうなるだろうか。

1回戦

東家 松本吉弘渋谷ABEMAS

南家 村上淳赤坂ドリブンズ

西家 藤崎智麻雀格闘倶楽部

北家 瀬戸熊直樹TEAM雷電

年明けの1戦目はこちらの顔触れとなった。好調の雷電・瀬戸熊、ドリブンズ・村上に、昨年3連勝でフィニッシュし調子を上げている麻雀格闘倶楽部・藤崎。そしてなかなか勝利に恵まれぬABEMAS・松本が卓を囲む。幸先よくスタートダッシュを決めるのは誰か。

東1局1本場から。前局に親の松本が一人テンパイで終えたあと、勢い衰えず好配牌を得る。

のシャンポン待ちとして即座にリーチ。ごにゃごにゃと手変わりを待つよりも先制を取れるのが大きい。迷った様子はなく、松本らしい勢いを感じた。

新年一発目のおみくじだ。昨年は大凶レベルの不運だった松本だが、今年はどうか。

このリーチに戦う姿勢を見せていたのは村上。ドラと赤が2つの満貫が見える手だ。村上もチームが苦しいとあって気合が入っている。すでに通っていなかったを押して頑張る。

終盤に入り、松本の当たり牌であるを吸収した。これでを切ればテンパイに。となればもうやることは決まっている。今年も聞けますねあの声が。

元気よく大きな声で「リッチ!」

松本と村上がぶつかった。

ここまで強靭な守備力(東1局でも松本の当たり牌を止めていた)を誇っていた藤崎だったが、二間に挟まれてついに手段に窮した。親の当たり牌であるを2枚止めたが、村上への安全牌がなくなってしまった。選んだのはまだしも通りそうな

これが村上への放銃となった。親に当たるよりはまだしも、という判断だったのだろう。新年初アガリは村上となった。8000は8300の加点でトップに立つ。

続いては南1局に移りたい。1戦目のキーとなった局だ。

トップにいるのは瀬戸熊。親の松本はすぐにでも追い抜けそうな位置にいる。なかなかのまとまりのある手を得た松本。第一打をではなくとし、他家に重ねられて鳴かれる前に先に切って一直線にタンヤオ系を目指す。

巡目が進んで瀬戸熊もこの勝負形に。三暗刻が理想のイーシャンテンだ。ドラのも2枚ある。

先にテンパイを入れたのは松本。を重ねて待ちの両面になった。それも捨て牌のが早く、よりも先に打たれているので、筒子の周辺で待っていないように見える。これは勝負アリに思えた。

ところが瀬戸熊がを重ねて追いついた。の待ちでリーチ。松本にとっては都合の悪いリーチで、がひょっこり場に出づらくなっている。ただ、当然ドラのは周りから出ない牌。どちらが先に山から掴むかという勝負になった。

リーチを受けた後の松本。は当然切る。

道中でを暗槓した瀬戸熊。どんどん場の緊張感が高まっていく。

先に手牌を倒したのは瀬戸熊だった。しかもドラのを手にし、リーチツモ三暗刻ドラ3の倍満に。これぞ雷電という破壊力満点のアガりとなった。大物手を成就させ、瀬戸熊がトップに大きく近づく。

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