Mリーグもう1つの戦い 猛者たちの選択に挑む解説・朝倉康心【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/5 第2試合(麻雀チャンネル2)】担当記者 南山幸浩

Mリーグもう1つの戦い

猛者たちの選択に挑む

解説・朝倉康心

文・南山幸浩【木曜担当ライター】2026年2月5日

第2試合

東家:HIRO柴田EARTH JETS
南家:多井隆晴渋谷ABEMAS
西家:下石戟BEAST X
北家:本田朋広(TEAM RAIDER/雷電)

実況:襟川麻衣子 解説:朝倉康心

 

私の雀力・経験値で観戦記を書かせて頂くには、解説者の存在はあまりにも大きい。

普段なら見逃す打牌選択も、解説によってスーパープレイだと気付かされることが多々ある。

そしてそれらをあたかも自分で気付いたかのように記事にする不届き者である。

しかし、今回ばかりは正直になりたい。

それほど今日の朝倉康心の解説には唸らされた。

「いやいやいや」とご本人は謙遜するだろう。

「大袈裟では?」と上級者は鼻で笑うかもしれない。

だが、「この熱狂を外へ」をスローガンに掲げるMリーグにおいて、

自分のようなレベルの麻雀ファンに寄り添ってくれる彼の解説は必要不可欠だと思う。

Mリーグは卓に座った4人だけの戦いだけではない。彼らの選択の意図を瞬時に汲み取り、いかにわかりやすく視聴者に届けられるのか?

そんな思いで解説者も戦っているのだろう。

歴戦の猛者たちの選択と朝倉康心が生んだ名バウトをいくつか紹介させていただきたい。

 

 

【ROUND1】HIRO柴田VS朝倉康心

 

【東4局3本場】

親の本田が【發】をしかける。

ドラ3・赤1を抱える柴田が【6マン】を持ってくる。

【9マン】と入れ替えかえれば、【赤5マン】の受け入れもできて手広くなる。

が、ここで柴田が選択したのは・・・

【6マン】のツモ切り!

流石の私でもこの違和感には気付いたが意図は理解できない。

この選択に朝倉は「自分の待ちを作りに行きましたね」と解説。

さらに「(仕掛けている本田に対して)【9マン】ポンも考慮したのかも」と。

「自分の待ちを作る?」聞き慣れない言葉だ。

そんな気持ちを察してか、朝倉はつけ加える。

「リーチまでいく過程で、【6マン】がノーチャンスになって【7マン】が打ち出される未来があるかも」

【9マン】を手出しするとカン【7マン】も読み筋に入る」

なるほど、これが『待ちを作る』作るか。

相手からの出和了を期待しての【6マン】ツモ切り。

受け入れを広くするための【9マン】手出し。

どちらが和了に結びつくのか?!

 

が、2巡後【5マン】を引き入れてしまうのは御愛嬌か。

しかし柴田、【7ソウ】を引いてリーチ!

朝倉の読み通り場には【6マン】が4枚切られておりノーチャンス!

さらに【7マン】は山に残り3枚!

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