押した場合は失点する可能性もあるとはいえ、高確率で1500点のプラス。対して、オリた場合は確実に1000点のマイナス。ケイテンのために打ち出す牌のざっくりとした放銃率を求め、この両者の期待値を比較し、「ちょっぴり危険な牌なら押しちゃう!」というのが実戦的な選択じゃ。
この「ちょっぴり危険」の目安は、だいたい放銃率1/5くらいの牌まで押すのが儂のスタイル! (守備型の人ならもうちょっと引き気味に打つかもじゃ)
着順や残り局数、親が誰かによっても判断が変わるので、「常にこうすれば正解!」というものを提示するのは難しいのじゃが、「放銃率20%の牌までは押す」のはケイテンを取るときの1つの基準となる数字といえるじゃろう。「リーチに対して通っていない牌を切るとき、どれくらいの確率で放銃になってしまうか」の求め方は、以前のコラムで紹介した「黒ひげ危機一発」を読んでほしいのじゃ!
小さなことからコツコツと、お主も形式聴牌で点棒を積み立てるのじゃ!
今回のまとめじゃ!
・流局したときに聴牌していれば、役がない「ケイテン」でも点棒がもらえる!
・ケイテンを取る基準はリャンメン2つなら「残り3巡」。受け入れの広さによって早めたり、遅らせたりできれば上級者じゃ!
・ケイテンの押し引きは、「残り2巡以上のときは控えめに」、「残り1巡のときだけは結構押しちゃう!」のがオススメじゃ!
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鴉天狗の姿をしたVtuber。キンマwebで『VTuber千羽黒乃の麻雀講座』を連載中。趣味は歌と麻雀。麻雀歴1000年、天鳳は最高九段。
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