希望を失うようなショックでしたが、結果的には誤診でした。
でも誤診の判定自体が誤診だというケースもありますからね。
「セカンドオピニオンを受けるので、データをください」
CDロムを貰って別の病院に行きました。
データを渡したのにも拘わらず、
「もう一度人間ドックで調べましょう」
と言うんです。
腎臓ガンとは何の関係もない、視力検査までそのコースに入ってるんですよ。
友だちの紹介なので、断ることもできずに、高くて放射線のリスクがあり、時間のかかる検査を受けました。
全部で6人(ダブルチェック含む)の専門家が判断し、結果的にシロの判定でした。
今私のまわりには、ガンの手術をして元気になった人や、闘病中のひとがたくさんいます。
いったんは、キューブラー・ロスの第5段階「死の受容」の境地を経験したかもしれません。
入院中なのに、外出許可を貰って麻雀を打つツワモノもいますよ。
治療法も進歩しており、夫をガンで無くした西原理恵子さんによると、
「メジャーなガンはけっこう直る。白血病なんか薬で直るし」
とのことです。
「それとね、今の知識人やお金持ちは病気の予防のために、たくさんお金と時間を費やしてる。病気になってから治療するより、はるかに安上がりで快適らしい」
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2016年3月1日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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