派手なシャツを着た若獅子にぶつけてくださいm(__)m
その若獅子は、ここから打!
絶対にアガリたいこの手、
好形手替わり2種(、)のカンチャンテンパイと、
好形手替わり6種(、)のテンパイトラズのどちらが上がれるか?という問題です。
まだ4巡目であること、西家と北家の河にそれほど速度感を感じないこと、
が3枚切られていてでの変化がそれほど強くないことがその選択の要素でしょうか。
他に何かあったら教えてくださいm(__)m
個人的には、こういうテンパイトラズをしたあと、ツモ切りが延々続いてモジモジしたあと、やっとテンパイしたかと思えばツモのカンで親からリーチ…といった苦い経験ばかりを思い出してしまうのですが、若獅子さまは、次巡に絶好のをツモって最高のテンパイ。
ドラを鳴かれているとはいえ、カンチャン落とし直後でテンパイしているかもわからない状態で、親番、この手牌では、小林プロもどうすることもできず、小林プロの放銃。
今日の予選第1戦では、荒正義プロのテンパイトラズ(荒モドシ)が話題となっていましたが、第2戦でも、荒モドシならぬ、金モドシが炸裂です。
金プロは、この金モドシ手順で、実況の日吉さんから芸術点をゲット!
(なお、勝ち抜けにはまったく影響しないもよう)
マムシのチィ
南1局
さて、この2着取りゲーもいよいよ南場にはいりました。
条件戦ならではの選択が多くなってきます。
特に、金プロと沢崎プロの2着争いが大接戦。
さて問題です。
この予選ルールで、以下の点数状況、牌姿から、次巡上家の金プロから切られたを鳴きますか?
ドラの指示牌にがあるため、
次のは3枚目ですが、
はまだ1枚も見えていません。
実際に次巡、
親の金プロからが連続で切られます。
…沢崎プロはこれをチィ!
6巡目にこの手牌であればメンタンピンまで十分みえる手ですが、
●ライバルである親の金プロの親はさっと流したい
●が3枚目でが急所になりそう
●上家が金プロであり少しでも打牌を制約したい
●鈴木・小林とは上下で点差が離れているのでどちらかがアガっても悪くない
という要素を考慮して、メンタンピンを放棄してでも鳴く方が有利となったのでしょうか。
他にも要素があれば教えて!強いひと!
対する金プロとしても、ドラが全く見えていないうえ、沢崎プロのリャンメンチーということもあり、対応を余儀なくされます。
しかし若獅子も、鳴かれにくそうな牌を切りつつ七対子のイーシャンテンまでこぎつけ、以下の手牌から打。
安全牌のが手出しされ、さらにドラのもツモ切られており、テンパイ率は相当ありそう。さらに、ソウズが全く切られておらず、このままイーシャンテン維持は厳しいところ。
しかし、放銃しても1000点の可能性も高いこと、テンパイノーテンでも3000~4000点の差がついてしまうこと、序盤にが切られており、は持っていそうと思われることから、なんとか打としてイーシャンテンキープといったところでしょうか。
緊張感が伝わってきます。
ギリギリまで粘った金プロでしたが、次巡に、をツモってギブアップ。
マムシのアガラズ
最終手番でをツモった沢崎プロは、よどみない手つきで打!
アガリ宣言をしませんでした。
ライバルである親の金プロがとの対子落としでノーテン気配であり、親流しというこの局の目的は果たせたことに加え、他家も自身の副露に明らかに対応していること、最終巡目であることから、ノーテン罰符の方が期待収入が高いと判断したのでしょうか。
ご本人は、対局後のコメントでこの選択を微妙だとおっしゃっていましたが(個人的には、テクニック感がある打牌をしたことによる照れ隠しかと想像)、よどみなくこの選択をできる沢崎プロに、まさに脱帽です。
沢崎プロのキレキレの選択が光った、まさにマムシ一局といえると思います。
沢崎プロのアガラズ一人テンパイが開けられた直後の金プロの表情もぜひ動画で直接観ていただきたいポイントです。
南2局1本場は、自風ののポンをスルーしてリーチをした小林プロが、500、1000は600、1100のツモアガリ。
アガリ率を重視する小林プロのスルーが条件戦ならではの味わいを深めていきます。
南3局は、ほぼ連荘が期待できない鈴木プロの親番。
この局を安手で流すことはできるだけしたくない金プロ、以下の手牌から直後に沢崎プロから切られたをスルー。
南1局のテンパイノーテンの点差が、このポンの選択を阻んだとおもわれ、
まさにマムシの毒が回ってきた、といったところ。