ライジングサン・浜野太陽! 暫定2位で二次予選終了、準決勝進出へと大きく近づく
【2021年6月17〜6月20日】
EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディションが始まって、1ヵ月が経過した。6月20日が終わると、およそ1/5の選手が全日程を消化することになる。
20日に収録、21日に配信された対局では、浜野太陽(日本プロ麻雀連盟)、ようへい(日本プロ麻雀協会)が最終節を迎えた。対局開始時点で4位に位置する浜野は、大きく勝てれば準決勝進出が濃厚に。25位のようへいも、200ポイントクラスの大勝を収めれば可能性は広がる。もちろん、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)菊田政俊(日本プロ麻雀連盟)にとっても、負けられない戦いなのは同じだ。
6/21配信対局メンバー ※ポイント・消化試合数・順位は開始時のもの
平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会) 21.6pt 4戦/16戦 75位
菊田政俊(日本プロ麻雀連盟) 97.5pt 4戦/16戦 43位
浜野太陽(日本プロ麻雀連盟) 334.8pt 12戦/16戦 4位
ようへい(日本プロ麻雀協会) 201.1pt 12戦/16戦 25位
この日、卓内で最も勝ったのは浜野だった。平賀トップで迎えた2戦目、序盤はようへいが18000を菊田から直撃するなどして大きくリードするが、浜野が南2局の親番を連荘でつなぎ、南2局2本場でタンヤオドラドラ赤の4000は4200オールでようへいを逆転。平賀の追い上げも振り切ってトップを獲得した。
続く3戦目でも南1局の親番でリーチドラ赤裏の12000を平賀から直撃するなどして点数を稼ぎ、連勝。最終戦は大きな2着でまとめ、この日は2トップ2着2回の快勝となった。
浜野は最終節で151.5ポイントをプラス。トータルスコアを486.3ポイントとし、暫定2位で全日程を終了した。上位で対局を残している選手も多いが、このポイントであれば6位以内、すなわち準決勝進出は濃厚と言えそうだ。一方、大勝したかったようへいは初戦のラスから巻き返すことができず、ポイントを少し減らして全日程を終えた。
2節目の菊田と平賀にとっては、少々厳しい結果となった。特に平賀は3戦目・4戦目と連続で大きなラスを食ってしまい、100ポイント以上のマイナス。残り2節では共に大爆発が求められる。
配信卓以外の結果を見ていくと、団体推薦の逢川恵夢(日本プロ麻雀協会)が2節目でもプラスしてポイントを300台まで伸ばしている。また、中出雄介(麻将連合)友添敏之(最高位戦日本プロ麻雀協会)の関西勢が3節を終えて300ポイントオーバーとなっており、最終節の結果次第では一気に準決勝進出圏内まで浮上できる位置につけた。
なお、6月18日の対局では大槻眞衣子(RMU)が今オーディション初となる、1節4連勝を飾っている。
6月17日結果
6月18日結果
6月19日結果
6月20日結果
EX風林火山ニューメンバーオーディションはABEMAプレミアムにて配信中!
6月21日: #平賀聡彦 VS #菊田政俊 VS #浜野太陽 VS #ようへい(1回戦)
https://abema.tv/video/episode/558-1_s1_p33
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。