メンゼン清老頭炸裂! 激しいぶつかり合いの中チャンスを待ち続けた男がついに掴み取った女神の前髪 麻雀最強戦2021「全日本プロ選手権」観戦記【B卓】担当記者:藤井すみれ 2021年10月23日

東2局1本場
渡邉がカン【7マン】で積極的にリーチといく。

【2マン】【3マン】【4マン】【6マン】【8マン】【1ピン】【1ピン】【7ピン】【8ピン】【9ピン】【2ソウ】【3ソウ】【4ソウ】 ドラ【7ピン】

印象的だったのは親の小宮。

【2マン】【3マン】【7マン】【7マン】【1ピン】【2ピン】【3ピン】【7ソウ】【7ソウ】【8ソウ】【北】【北】【北】 ツモ【8マン】 ドラ【7ピン】

ここから躊躇なく【北】を抜いた。
2人抜けのルールで自身がトップ目、クレバーな立ち回りだ。
粘りたいな、と思った筆者は赤面である。

そして見事【7マン】ツモった渡邉。裏ドラも乗せて2,000・4,000。

雰囲気的にはこのまま小宮・渡邉のペースで進んで行くのかな? という予感はすぐに裏切られた。

東3局

親番の高口、ここから3局連続で親リーチを敢行。
なかなかアガりにはならず流局が続く。

3本場でついに
2,600オールと供託3本を回収に成功。

4本場でも仕掛けて4,800を渡邉からもぎ取る。

長い親番をやっと渡邉が終わらせて東場が終了。

渡邉 28,200
小宮 25,900
高口 31,500
原  14,400

南1局
親の渡邉がかなり気持ち良いペン【7マン】を引き入れて先行リーチ。打点は無いものの嬉しいテンパイだ。

【1マン】【2マン】【3マン】【7マン】【8マン】【9マン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【8ピン】【中】【中】  ドラ【3ピン】

さぁドラをツモれるか? と誰もが思うなか、丁寧に丁寧に手を進めて追いかけリーチで勝負と来たのは小宮だった。

待ちは2枚対3枚でほぼ互角だったが、渡邉が掴んだのは【7マン】。先程嬉しかった【7マン】をおかわりしたあまり、無情にも放銃。


東場でかなり点棒を削られた小宮にとっては嬉しいアガりとなった。
裏ドラも乗って5,200。これでトップ目に返り咲く。

南2局 ドラ【北】
北家・渡邉が【發】を1鳴き。
3着目になったものの、まだ好位置をキープしていればチャンスが残る。1,000点の仕掛けだがしっかりと動いていく。

そしてすぐにテンパイを入れた。

【5マン】【5マン】【5マン】【4ピン】【4ピン】【2ソウ】【4ソウ】 チー【7ソウ横向き】【6ソウ】【8ソウ】 ポン【發】【發】【發】

さてここまで唯一アガりもなく、大人しい男がいるのはご存知だろうか?
原である。


今日の原はまったくツモが効いておらず、きっとこのままズルズルと負けてしまうのだと思っていた。そんな原が少しチャンス手だ。

【1マン】【3マン】【9マン】【9マン】【9マン】【1ピン】【1ピン】【3ピン】【9ピン】【9ピン】【1ソウ】【3ソウ】【9ソウ】【9ソウ】

ここで小考。
【3ソウ】は渡邉の当たり牌である。
じっと場を見渡すと三を切る。
次巡ツモ【1ピン】。ざわ…打【3ピン】

ここで渡邉の【4ピン】がアンコになる。
渡邉、【4ソウ】を切って【2ソウ】単騎のテンパイに受け変えた。


あれ? 原の【3ソウ】助かったね…?

その刹那、恐ろしいツモで原がテンパイを入れる。

門前清老頭、しかもツモれば四暗刻…???
こんなの見たことないよ!
突然どうしたの? 今まで一生懸命オリてたじゃん!!
実況席では日吉が「ツモったら地球割れちゃう!」と叫んでいる。

渡邉の【2ソウ】単騎は小宮に吸い込まれてしまった。
原の人生でここまで注目された瞬間があっただろうか? きっと初めてだと思う。

違和感を覚えつつも首をかしげながら【9ピン】を切った高口は、目を丸くしていた。
原、清老頭で32,000。
地球は割れなかった。

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