当たり牌ではなく、切りたい牌が通る確率が問題。
そのためには、日ごろ正確な牌効率で棒テン即リーを目指す。
●ついでに自分の捨て牌を読み続ける。
読みが当たらないのが分かる。
結果が正解でないことも分かる。
早くて高い手を高確率で作って攻撃できるようになれば、逆に攻撃を受けた時、芸術点の高い手でも躊躇なく降りられます。
速さも高さも相対的でOK。
「相手よりも1巡早く1ハン高く」
くらいの気持ちで。
長年麻雀の記事を書いていて私が嬉しく思うのは、近年アガリ確率に時間の概念が導入されたこと。
福地誠先生の記事には、
「相手の攻撃を押し返していいのは12巡目まで、それ以降は急激に自分のアガリ確率は下がる」
かつては
「勝負手まで危険牌は切らない」
という一部正解の戦術が主流でしたがこれには勝負手になった時の巡目の双方の評価が無くて、時間が止まっているかのようです。
「白発鳴かれてるけど、自分が勝負手になったら行く」よりも「今のうち」がマシだと思います。
●攻撃は1巡遅れるごとに不利になる。
正確で早い攻撃を繰り返せばその有利さが実感できます。
逆にそれに一手遅れで反撃するのがいかに難しいかも。
余裕の降りは余裕の攻撃の蓄積から生まれると割り切りましょう。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2017年2月15日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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