理が結果に結びつくとは限らない世界で 魚谷侑未、苦悩の一戦【Mリーグ2021観戦記11/11】担当記者:東川亮

南4局2本場、3人と3万点以上離された魚谷は、ピンフ赤ドラのリーチをかけて本田から満貫を出アガリ、試合を終わらせた。4番手のまま、素点を8.6ポイント稼いで試合を終えるだけのアガリである。

ただ、90戦を戦う長いレギュラーシーズンにおいて、最後にこの8.6ポイントが大きく影響することがあるのも分かっているはずだ。だから魚谷は、この局は安パイを持たず目いっぱいに構え、【赤5ピン】を捉えてしっかりとアガリへと結びつけた。

本人曰く「自分の悪いところが出た試合」。長いシーズンの中では、そうした試合も当然あるだろう。だが、出てしまった結果はもう変えられない。できることはこの敗戦を糧とし、先の戦いで良い結果を残せるようにすることだけだ。そんな魚谷侑未の姿を、そしてセガサミーフェニックスが再び不死鳥のごとく羽ばたく姿を、ファンは願っている。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀新刊&おすすめ/