そして伝説へ… 独走し続ける勝又健志が、Mリーグの新たな伝説に王手をかける Mリーグ2021観戦記11/11】担当記者:江嵜晋之介

そして伝説へ…
独走し続ける
勝又健志
Mリーグの
新たな伝説に
王手をかける

文・江嵜晋之介【火曜担当ライター】2021年11月11日

Mリーグ2021シーズン、開幕から23日目となった11月11日

11月11日、と言われて何を連想する人が多いのだろう?
語呂合わせがしやすい・覚えやすい日ということもあり、SNSで少し調べただけでもたくさんの記念日を見つけることができる。

私が個人的にパッと思いつくのは、やはりポッキー&プリッツの日だ。
同じように思い浮かんだ人も多いのではないだろうか?

日本には数多くの記念日が存在しているが、記念日は登録制で、新しく作ることはあまり知られていない。登録にあたり審査こそあるものの、申請自体は個人でも可能だ。

記念日を管理する「一般社団法人日本記念日協会」で管理されている記念日の数は2018年時点で1,904件。新たに制定される記念日の数はなんと年間200件にも及ぶとのこと。
外部リンク:一般社団法人日本記念日協会

ちなみに11月11日は登録数がとても多く、HPで確認すると56件もある。

ところで、麻雀関連の記念日もいくつかあることをご存知だろうか?
麻雀関連の記念日は「牌の日(8月1日)」や、「オンライン麻雀の日(4月26日)」などがある。

ただ様々な語呂合わせで使われている11月11日では、調べた限りでは麻雀関連の記念日は無さそうだった。

世間では様々な記念日で賑わっているのだから、麻雀でも何かキャッチーな語呂合わせはないものか…?(あるのならば観戦記のネタに使いたい)

そんなことを考えている私に、実況の日吉プロが助け舟を出してくれる。


「11月11日は1が4つ並んでいる!」
「世の中ではポッキーの日かもしれないが、麻雀打ちにとって今日は4連勝の日!」

…これだ!!

確かに麻雀打ちなら、「1111」と見ればお菓子でもラーメンでもなく「4連勝」がパッと頭に浮かぶに違いない(おそらくだが)。

そして偶然にも、本日4連勝を成し遂げようとしている選手がいた。


EX風林火山の勝又だ。
今シーズン圧倒的な得点を叩き出している勝又。
Mリーグ記録タイの4連勝を成し遂げるのか。はたまた他のチームが意地を見せるのか。

第1回戦
東家:勝又健志(EX風林火山)
南家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:近藤誠一(セガサミーフェニックス)
北家:本田朋広(TEAM雷電)

東1局
親番の勝又はこの手牌から


【1ソウ】とする。

平和・三色のイーシャンテンを維持しつつ、マンズのターツへの振替を狙う。
【6ピン】の周りを持ってきた場合は頭がなくなってしまうため1手損となってしまうが、その分タンヤオが確定するので打点というリターンがある。

結果思い通りのツモは来なかったものの、【6ソウ】単騎のダマテンに構え、内川からの出アガりに成功する。

タンヤオ一盃口・赤の7,700点。4連勝に向け幸先の良いスタートになる。

好調な勝又の独走を許さなかったのが近藤。
東2局で赤赤ドラドラの好配牌から、5巡目にトップ目勝又からの直撃に成功。


タンヤオ赤赤赤ドラの8,000点。
近藤は今シーズンここまで苦しい展開が続き、個人スコアは下位に沈んでいる。
勝又の4連勝を阻止しつつ、自身が浮上するきっかけを作りたいところ。

そんな近藤は、続く東3局でなんとツモり四暗刻のテンパイを入れる!


まさかの5巡目テンパイで【5マン】【6マン】待ち。リーチ時、当たり牌は山に3枚残っていた。
今シーズン初役満がここで出るのか…。

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