ダマにリーチや加槓とやりたい放題! 堀慎吾が見せつけた強き者の麻雀 【Mリーグ2021観戦記 11/22】担当記者:危険な鬼太郎

ダマにリーチや加槓と

やりたい放題!

堀慎吾が見せつけた

強き者の麻雀

文・危険な鬼太郎【月曜担当ライター】2021年11月22日

Mリーグは団体戦とは言っても各選手、少なからず自分の成績は意識はしているはずだ。

2シーズン連続で4位に入れなかったチームは強制で選手の入れ替えをしなければならず、個人成績が悪ければチームから来期契約が結ばれない対象になるかもしれないからだ。

この試合でもう30試合目。各選手、チームが上位になる為には自分の力が必要なんだとアピールをしたい所。

【2回戦】

東3局1本場 供託2本 親・瀬戸熊 ドラ【4マン】

堀がチャンタを見切るドライな打【9ピン】の選択を見せる。

鳴いたら遠くて安い鳴きになってしまうので、役牌を重ねてのチャンタ三色を目指して鳴いてもそこそこの打点の手を目指すのがこの手の普通か? と私は思ってしまうが、堀がこの局で重要視したのが供託に置かれている二千点。

是が非でもこの二千点が欲しいのでチャンタなんて遅い手はやってられない。少しでも手広く、鳴いても役が付くような手組をする。

さらに巡目は進み、堀はめいいっぱいに構える。

安全牌の【發】を切ってポンテンの123の三色千点OKの盤石な形。

しかしここで親番の瀬戸熊がリーチ宣言!

【3ピン】【6ピン】待ちの安目の【6ピン】でもリーチピンフドラドラの12000で、【3ピン】だと三色も付いて出アガリでも確定18000の化け物手だ。

堀も【7ピン】が入ってしまえば【6ピン】が放銃になる形だったが…。

堀はなんとここで瀬戸熊のアタリ牌である【6ピン】を暗刻にして追っかけリーチ! リーチ三色のカン【2マン】待ち。

そして…。

堀は瀬戸熊から捨てられた【2マン】を見事に捉えて、リーチ三色の5200点と瀬戸熊のリーチ棒含めて3000点も懐に納める事に成功する。

そこから堀は南1局の親番では、

【中】ドラ1の3900。そして続く一本場ではリーチを放って、

安目の【1ピン】でもツモアガリではあるものの、リーチツモ赤の2000オールで盤石に足元を堅めにかかる。

点数を持ったこの南1局2本場から堀のトップを取る為のゲームメイクが始まる。

南1局2本場 親・堀 ドラ【6ソウ】

堀が勝負手を貰って選択。打【5マン】とする。

ドラドラの手牌なので真っすぐに手牌を進めたいこの手牌。場を見ると瑞原が序盤に【1マン】を切っていてさらに自分の目から【1マン】が3枚見え。マンズの下が良く見えるのでとりあえずカン【2マン】ターツだけを決めて七対子とメンツ手の両天秤の選択を取る。

ソウズの場状が全く持って分からないので良い選択に見える。すぐにでも【2ソウ】【5ソウ】を引いてカン【2マン】リーチを打てば他家からの降り打ちまで誘えるかもしれない。

しかしすぐさま唯一のド裏目と言ってもいい【4マン】を引く堀。打【1マン】として【2マン】【5マン】のフリテンターツを残しながら進行する。

そして聴牌。

一盃口ドラドラ。待ち牌の【2マン】【5マン】がフリテンなのでリーチを打つかと思いきや、堀はここで慎重にヤミテンに構えた。

【2マン】【5マン】は場を見るに悪くはない待ちに見える。ならばリーチをして他家を抑えつける必要もないし、他家からのリーチに対応出来なくなることを恐れてヤミテンに構えたのだろう。

攻め一辺倒の麻雀ではないし、別段逃げている選択をしている訳でもない。これが堀のトップを取る為のバランスか。

瑞原から終盤でリーチがかかる者の、堀はここで

自身の読み通り山にゴッソリと眠っていた【2マン】【5マン】を手元に引き寄せ、ツモ一盃口ドラドラの4000オールのツモアガリ!

このアガリを決めても堀は一切油断をしなかった。

南2局 親・東城 ドラ【6ピン】

堀が【5マン】をポン!

よくもまぁこの形から【5マン】をポン出来るものだと思わず感心してしまう。思わずポンできない… そもそもポンという発想を持てない打ち手も多くいるはずだ。

タンヤオの仕掛けで【1ピン】【4ピン】の… いわゆるペン【4ピン】の形が残っている苦しい仕掛け。【1ピン】をツモってしまったら役無しになってしまう。まぁ【1ピン】はもう場に2枚切られてはいるが。

こういう仕掛けをするにあたって大事な事は、親の東城の安全牌を聴牌するまで持つ事。聴牌もしていない状態で親に危険牌をぶつけざるをえないという状況だけは避けたい。なので堀の手牌にはきっちり親に安全牌の【5ソウ】と純安全牌の【8ソウ】が2枚もある。

トップ目なのに… いや、トップ目だからこそガムシャラに仕掛けて東城の親を流してトップを決定づけようとしている。場合によっては子方の瀬戸熊や瑞原のリーチには降りないつもりなのかもしれない。

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