10月2日、ところさわサクラタウン・ジャパンパビリオンホールBにて、Mリーグ2021-22シーズン優勝チームであるKADOKAWAサクラナイツが新シーズンに向けて壮行会を開催された。選手たちは会場を埋め尽くしたおよそ200人のファン、そしてオンライン配信を視聴した多くのファンと共に楽しいひとときを過ごし、新シーズンの健闘を使った。
壮行会の司会はKADOKAWAサクラナイツの森井巧監督、そしてMリーグ公式実況の小林未沙が担当。内川幸太郎・岡田紗佳・堀慎吾・渋川難波がステージに呼び込まれてあいさつを行うと、続いて今シーズンのユニフォームコンセプトやスポンサーが紹介された。
ユニフォームはモデルとしても活躍する岡田紗佳の意向も入っており、今シーズンはKADOKAWAカラーの紺をベースにデザインされたとのことだ。なお、左肩のMリーグロゴの上には、Mリーグ優勝を表す星が入っている。
その後はチームメートがお互いに対する理解を深めているかを競う「サクラナイツ王決定戦」、一般常識を競う「サクラナイツ常識王決定戦」などが行われ、珍回答や毒舌、意外な人物の意外な一面などが見られ、会場は笑顔であふれていた。
また、ファンから寄せられた質問に答えるコーナーでは「今年対戦した、勝ちたい相手」という質問に対し、渋川が尊敬しているという「佐々木寿人」、内川は相性が悪いという「KONAMI麻雀格闘倶楽部」、岡田と堀はそれぞれ「名前は言えない」としながら、同じ選手を挙げた。なお、その選手は金と黒の髪の毛をしているということだ。
また、イベントでは応援メッセージも寄せられ、内川と本を出版した東海オンエアの虫眼鏡さん、今シーズンからチームスポンサーとなったお笑いコンビ・シソンヌのお二人がVTRで登場し、エールを送った。
イベントの最後にはKADOKAWAサクラナイツの新スローガンとして、今後チームのテーマとして掲げていくという「楽しく打つ」、柔軟性を持ちながら果敢に攻めていく「進取果敢」の2つが発表された。その後の5ショット 撮影会ではファンとの交流を深め、選手たちは新シーズンへの思いを新たにしていた様子だった。
内川幸太郎
「こうしてオフラインでイベントをやることはここ数年なかなか叶わなかったので、明日からMリーグが始まる直前に壮行会をやることができて、まずは来てくださった方、配信を見てくださった方、やろうと決断してくれた森井監督やKADOKAWAの提供に感謝したいと思います。
渋川さんも入って、お披露目ではないですが、チームとしても動き出していますし、渋川さんもユニークな方なので、みなさんには安心して1年間見ていただけるんじゃないかという企画になったと思います。僕ら自身もやるぞという気持ちが高まってきていますので、明日からがとても楽しみですし、来シーズンもチャンピオンチームとしてこのイベントをやりたいと思います」
岡田紗佳
「今まで、この規模のイベントをチームでやったのはウチだけじゃないかと思います。今まではMリーグ全体のパブリックビューイングでこれくらいだったと思いますし、それを考えると、Mリーグを応援してくださる方、KADOKAWAサクラナイツを応援してくださる方は本当に増えたと実感しました」
堀慎吾
「たくさんの方に来ていただいて、ファンの方に楽しんでいただけたなら良かったです。あまりこういうイベントをできていなかったので、今日はすごく良かったと思います」
渋川難波
「僕は開幕を迎えるにあたって、4人の中で一番緊張していたと思いますけど、温かくファンの方に迎えてもらって、かなり緊張もほぐれましたし、やる気も出て来ました。すごくいい会だったと思いますし、うれしかったです」
森井巧監督
「これまでこういったイベントがなかなかできなかったですし、サクラナイツのチームの名前がところざわサクラタウンというところからスタートしているというのもあるので、サクラタウンでこういったイベントができたのは、僕らのチームとして非常に大きいことだと思います。チームスポンサーも増えて、本当にたくさんの仲間たち、たくさんのファンの方と新しいシーズンを迎えられることを、肌身で感じることができました。本当にいいイベントになったと思います。楽しかったです」
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。