【西原理恵子 & 山崎一夫】スマホにかかるお金を節約したい!

スマホにかかるお金を
節約したい

たぬ新宿店麻雀大会をやった時のことです。
途中少し時間ができたので、スマホの修理に行きました。

「買い換えたほうが安いですよ」
「どれくらい?」
「修理だと時間がかかりますし」

若い担当者は質問には答えずに買い替えを奨めます。

●すでに私はカモに認定されていたのかもしれません。高齢者ですし。

一時的にでもスマホが無いのは
不便だし時間も無いし買うか。

●代替機を利用はその時思い浮かばず、担当者も提案しません。

新しいのを決めました。

「じゃ、データ移行のためにSDカードの購入をお願いします。六千円のと九千円があります」

賢い消費者の私は安いほうを選んだんですが、後ほど失敗だと判明。
データ移行用の無料のアプリを使えばいいだけで、しかもデータの引継ぎもSDカードよりもいいらしい。

●賢い選択のつもりが赤字六千円、データも一部消滅。

「もし壊れた時のために月五百円の保険に入っていただけますか。半年だけでも入っておかないと損ですよ」

●三千円の出費。

ここで気を付けなくてはいけないのは、最初に六か月払ってオシマイではなく、特定の期間中に解約に出向かなくてはいけないシステム。

高齢者に限らず忘れてしまって、自動更新のワナにハマりがちです。

 

「お客さん、現在使える通信データ量を5倍にしませんか、あれこれセットで契約していただくとお得です」

ここで担当者に内線電話がかかってきました。

「ええ、こちらはもう終わりますので待って貰ってください」

ほぼ相手の言いなりで契約したのは、まあいいんですが、新機種有名メーカーは充電コードがまったく違っていて充電できなかったのには驚きました。

次の仕事があるとはいえ、それくらい教えてくれよ。

別の年配の方で、パソコンでもっとひどい目に遭った方もいます。

不具合をネットで調べようとして、パソコンのメーカーのサイトに入ったら、知らないうちに外国のサポート会社のサイトに転送。

そこで名前からクレジットカードまでのあらゆるデータを入力し、毎月数千円ずつ自動継続で数年間取られていたんです。
ご本人もウカツとはいえ、一度もサポートを受けて無いのに。

 

この方はポルノサイトでも危うくカモになりかけました。

「警告!! あなたの個人データは全て収集しました。元の状態に戻したい場合はこちらをクリックしてください」

これは身近な若い人に相談してセーフでしたが、ちょっと相談しにくいケースですよね。

●クリックしないで放置で大丈夫だそうです。

 

騙されて払ったお金も
取り返すのは難しい

前に書いた私と電気代金回収代行会社とのトラブルの続きです。

この会社が私に請求していた、電気代金と称するものの中に、代行手数料と保険料を組み込んであることが発覚し、返却するように求めました。

どちらも私は契約していないし、2件のサービスを購入したのは、私ではなく大家さんです。
気づくのが遅いのが高齢者や私個人の欠点ですが、遅ればせながら、契約の無いものは払えないと主張しました。

「今さらそんなことを言われても困る。こちらはオーナーと契約書を交わしており、使った電気代を請求するのは当然です」

電気代に関してはその通りです。

手数料や保険料の返還には応じないというので、やむなくそれに相当する分の金額を差し引いて、次の支払いをしました。
これが揉めてまんにゃわ。

会社は私が払わなかった分を、大家さんに請求したんです。
保険というのは、私が夜逃げなどをして電気代が回収不能になった時に、代行会社が大家さんに補てんすべきものです。

「大家さんにいったん支払って貰ってから、店子が最終的に払わなかったら保険が適応される」

と意外なことを言うんです。

高齢の大家さんもまさかそんな契約になっていることは知らなかったようで、不動産屋さんに払うように請求しました。
不動産屋さんも、私と同じように契約にはかかわってないので拒否。

4者が押し付け合いになっているんです。

大家さんと不動産屋さんに迷惑をかけるのは心苦しいので、いったん私が折れることになりそうですが、それだと今後に問題を残すことにもなる。

「山崎さんは自分の非を認めたから払ったんでしょ。認めた以上、今後も払ってください」 と。
金銭トラブルは基本的に

●払ったほうが負けなので納得のいかない支払いは慎重にしましょう。

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