
自分でツモれば跳満! 多井を再び大きく突き放したと同時に、さらに茅森の平均打点が上がっていく。
【南3局】
茅森の親番。安全に流せるなら流したいところだが……

ドラドラで役牌ポンの、ポン良しチー良しのイーシャンテン。これは前に出る一手だろう。

ここにナイスセーブを見せたのは園田。今持ってきた瞬間手牌には使えないだが……

切らない! タンヤオが消えているので茅森への絞りと自身の打点の目として残した形だろうか。

チー打
で茅森が5800の聴牌。
そこに……

園田が追い付く! が、余っているのはドラの。

ここは切ってリーチ!!!

この局面、試合後恒例の園田インタビューで語られているのでぜひとも皆さん見てほしい。
端的に説明すると「切りだしの順番とその後に通った牌の種類から、普段よりシャンポンより両面の率が高い」ということだ。

麻雀に神様がいるなら、まさにご褒美と言わんばかりのツモ裏1でラスを突き放し、2着目に近づく大きな加点を手にする。




【南4局】、全員が全員とんでもない配牌を貰った中、アガり切ったのは……

ここも茅森! 5200と最後まで中打点を決め、見事トップに輝いた。

試合後インタビューで「躱し手がアガれない」とはにかむその姿はチームとサポータにとっては何よりも頼もしい姿だろう。

これでチームポイント上位陣は再び混迷の渦に巻き込まれた。蘇った不死鳥が次こそ首位奪還となるか。
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