満たせなかった渇き　勝利に飢えた後藤咲　運命の南２局 #麻雀最強戦2022【 #女流プロ最強新世代 】観戦記【A卓】担当記者 #後藤哲冶

オーラス、蒼井が鳥井へ思うようなアシストができず一度流局こそしたものの。

結局鳥井が最後まで決め切って、決勝卓への進出を決めた。

以上の結果から、決勝卓進出は

鳥井ゆう
蒼井ゆりか

の２名となった。

 

試合後のインタビュー、後藤は毅然とした態度で振舞っていた。

鳥井に対して「ドラ入りすぎでは？」と少し不満げな口調も、彼女が本気でこの戦いに挑んでいたからこそ出てきたと、私は思う。

そうして最後の締めの言葉もハキハキと言い終わり、ゆっくりと自分の定位置である場所に戻った後。

見事勝ち抜いた２人のインタビューを聞く後ろで。

彼女は１人、静かに堪えていた。

満たせなかった渇き。

あったかもしれない勝利。

 

脳内に甦る、あの南２局の景色――。

 

本日の予選では敗退となった後藤だが、実はまだ後藤にはチャンスが残されている。

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全日本プロ予選で、後藤は見事勝ち上がっている。
狭き門ではあるが、これを突破すればファイナルへ進出することが可能だ。

後藤の最強戦への挑戦は、まだ終わっていない。

後藤咲は、今日という日を、そしてあの南２局を忘れないだろう。

勝利に飢えた彼女は、もっと、もっと強くなる。

そしてこの舞台に、必ず帰ってくる。