ドリブンズへの呪いは私がふりほどく! 丸山奏子、育成4年目の姿【Mリーグ2022-23観戦記10/25】担当記者:ZERO / 沖中祐也

【4マン】【3マン】が3枚ずつ見えていて、【2マン】はいわゆるダブルワンチャンス。
【2マン】シャンポンの可能性も、瑠美は3巡目に【1マン】を切っており少し考えづらい。

アガリを勝ち取るなら… 【2マン】をツモ切るべきか?

しかし、再度丸山は考え直す。

【8マン】は茅森さんに通っていないけど、茅森さんに放銃しても低打点が濃厚。そして私のツモ番はあと1回なら…)

耐える。私は耐える。
勝ちたいからこそ、ここで我慢するんだ。

そして勝負の行方は――

瑠美が最後のツモ番で【5マン】を引き寄せた。
私の喉から手が出るほど欲しかったアガリ牌…。

口を真一文字に結び、悔しい表情を浮かべる丸山。

指の間をすり抜けるように消えていったトップの感触が、まだこの手に残っている。
私はギリギリまで攻めた。
私はギリギリで止めた。

私はこのリングで… 戦えた。

たしかな手応えを感じた丸山は、力強くリベンジを誓ったのだった。

 

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \ほぼ毎日4コマ最新⑤巻 好評発売中/