ブレーキ崩壊ノンストップ! 伊達朱里紗が無慈悲に抜き去る南1局の大連荘!【Mリーグ2022-23観戦記1/16】担当記者:徳岡明信

競り勝ったのは伊達!
先程の満貫のお返しとばかりの12000は12300点のアガリ!

たまらず眉間にシワを寄せて悔しさを露にする松本。
卓上のヒットマンが逆に打ち抜かれる屈辱。
自身3連続4着が続く近況を打破する糸口を見つけた直後でこの放銃…
Mリーガーの中でも感情が表情に出るタイプの松本だが
ここまで顔を歪めるシーンは初めて見た。
この後にしっかりと切り替えて浮上のきっかけを掴めるか。

さぁ、ここから伊達のターンの始まりだ。

思えば伊達の東場の戦いは
松本への放銃然り、

東1局の親リーチはアガリ牌が2枚王牌に殺され

東4局は3巡目リーチ時には7枚山に眠っていた【5ソウ】【8ソウ】をツモれずに流局。
しかも、【5ソウ】【8ソウ】王牌に3枚眠ったままであった。

「わかーるわかるよ伊達ちゃんの気持ち、さぁ一緒に言おうか、せーの、なn…」

心配ご無用、
伊達がこの後、東場で溜めたフラストレーションをこの親番で一気に発散させていく。

南1局2本場

仲林の先制リーチに対して、

仲林のアガリ牌でもあるドラの【5マン】を引き入れ凶悪なドラ4含みの三暗刻が完成。

【6ソウ】を重ねてテンパイ。
【2マン】は山に2枚。四暗刻単騎になる【6ソウ】も山に1枚眠っている。

伊達のテンパイの同巡、仲林に不幸の知らせが…

「ロン、18000は18600」

可愛らしい声から放たれる凶悪な点数申告。

このアガリで他家を大きく引き離して独走状態に。

次局の南1局3本場

伊達から3度目の正直リーチ!
今日は王牌に嫌われている伊達だが…

ついに王様も伊達の前にひれ伏した!
最終手番でラス牌の【7ソウ】を手繰り寄せダメ押しの4000は4300オール!

これだけじゃ伊達の心は満たされなかったようで、南1局4本場では、

3段目に入り、渋々【5ピン】をチーして【2マン】【5マン】【8マン】のテンパイ。
高目が三色の5800のテンパイだが、

高目のさらに高目、【赤5マン】をツモリあげて僥倖の4000は4400オール!

点棒をかき集めて持ち点は80000点に迫る!

ここまで来ると視聴者の期待は高まる、
黒沢の持つ最高得点112700点を本人の目の前で更新してしまうのか…。

「やらせないわよ!」

黒沢が珍しくこの形から仕掛けていく。
前巡に【6ピン】を切っているのでホンイツがメインではなさそうである。
世にも珍しい黒沢の「鳴いて1000点」がお目にかかれるのか…

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