「雷電はもう迷わない」萩原聖人、渾身の力を込めて振り下ろされるRMO【Mリーグ2022-23セミファイナル観戦記4/28】担当記者:渡邉浩史郎

自身の希望通りの【6ピン】を重ねて両面に変化させると……

亜樹からのマンガンの和了りを決めた!

これが決定打。雷電は熾烈なボーダー争いを大きく脱する、価値あるトップ獲得となった。

選べる立場になったからこそ逃した役満もあるが、当然悪いことばかりではない。

二戦目オーラス。萩原のトップを受けて、黒沢はこの手から【3ソウ】を打つことを嫌った。
聴牌ノーテンで3着落ちする2着目だが、現在のポイント状況を踏まえたうえでボーダーのパイレーツ:小林に鳴かれて連荘をされない様、厳しく打ったのだ。

これも選べる立場になったが故の絞り。何よりファイナルに進むための絞りであろう。

萩原トップ、黒沢が耐えて3着。+45.3ptで一節消化。
奇しくも月曜日の萩原が耐えて2着、黒沢トップの構図と近いものになった。

最早雷電に去年の迷いはない。

再び渾身の力を込めて、振り下ろされるRMO。そしてこう宣言しよう。

「優勝する!!」

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