5月11日(木)14時より、日本将棋連盟より鈴木大介九段が日本プロ麻雀連盟に入会する旨の記者会見が行われた。
会見はコナミクリエイティブセンター銀座(東京都中央区)にて開催された。
鈴木大介九段から、プロ雀士となるにいたった経緯が語られ、日本プロ麻雀連盟の森山茂和会長からは歓迎の言葉が語られた。
鈴木九段
「麻雀は家族麻雀から始まって趣味のひとつとして続けてきております。モンド杯や放送対局を観てまた雑誌は『近代麻雀』を購入して熱烈なファンであります。現在ですとMリーグの放送も週4日ありますので欠かさず観ております。そういった中で将棋のプロを続けてきましたので、麻雀プロはあこがれではありました。一つのきっかとしては2019年に麻雀最強戦という大会に著名人枠で出場し、運よく優勝することができて、麻雀のプロの方々と交流を持たせていただいて、麻雀のプロに興味をもつようになりました。
自分自身は将棋連盟の常務理事をつとめておりまして、今年6月をもちまして3期6年常務理事職を退任することが決まって、これから自分は何をしていくんだろうかと考えたときに、麻雀を趣味でなくプロとしてやってみたいと思うようになりました。
プロになるんだったら、日本プロ麻雀連盟がどうだというお答えを多くの方にいただき、森山会長に相談させていただいて日本プロ麻雀連盟に入会させていただくことになりました。
一番の理由はモンド杯のころからの佐々木寿人プロ、そして滝沢和典プロの大ファンなので同じ麻雀プロになるなら尊敬している方のいる団体に入って、叶うならば先々対局できればいいなと思って志願させていただきました」
森山会長「4月14日にお会いしたんですけど、鈴木さんが最強位をとられたのが2019年、そのころから破壊力のある攻撃力の高い麻雀だと思ってました。
ハッキリ言って、そういう麻雀は少なくなってる時代なんで、私としてはこういう高打点を目指す、攻め続ける、そういう方がプロ連盟に入っていただければ今後面白くなるんではないかと思いまして、喜んで入会していただきたいということになりました。
日本将棋連盟の理事である鈴木さんが麻雀の世界に飛び込むというのはかなり大きなニュースだと思いますし、日本将棋連盟さんの方に選手を出していただいて本当に感謝しております。鈴木大介選手の麻雀界での活躍を期待してます」
鈴木九段は今のところ所属リーグは未定とのことだが「出られる試合はすべて出ます」と力強く語った。Mリーグ入りも視野に入れているとのことで、鈴木九段の麻雀界での活躍が期待される。