【赤坂ドリブンズ】Mリーグ2022-23 シーズン終了後囲み取材

赤坂ドリブンズ

レギュラーシーズン　▲514.3pt　7位

園田賢　262.1pt　4位/32人

「序盤や中盤はとにかくまくられることが多くて、東場はめちゃくちゃよかったのですが南場で必ずまくられる『まくられ屋さん』みたいな感じになっていました。『またまくられた』という感じでネタにしていたら後半に調子が上がってきて、運がなくて嘆くキャラが最後は少し申し訳ない感じになっていました。

（NHKで番組が放送されたことについて）とてもうれしく思います。20年くらい前に麻雀プロになって、麻雀プロでNHKに出ることがあるのかと、全く想像もしていませんでした。そういう機会をいただけたのはうれしいと思います。これで、今まで麻雀にネガティブなイメージを持っていて、まだMリーグとかを知らない方が少しでもMリーグを見てくれるようになったらうれしいと思いました。ただ、番組の中では運のない人が実力で頑張る、みたいな感じになっていましたが、運は人に対してではなく過去の事象に対して使うものなんです、という説明はしていました。でも、広めるためにはああいう感じになるのかなとも思いますし、そこら辺は今後僕たちが頑張っていかないといけないのかなと思っています」

村上淳　▲307.5pt　30位/32人

「今シーズンは惨敗しました。無念という他ないのですが。ドリブンズを応援してくださる方々は、基本的にはドリブンズは麻雀が強いから好き、ドリブンズの麻雀が好きで応援してくれている人が多いと思うので、そういったみなさんの期待に応えられず、個人で言うと2年連続そういう声援を裏切ってしまったことに、悔しい思いでいっぱいです。この4人のドリブンズが好きだった、という声を見る度に責任を感じて、辛い日々です」

鈴木たろう　▲327.3pt　31位/32人

「最初はまあまあ調子が良かったのですが途中からダメになってきて、自分でも気付かないうちにポイントを失ってしまっていました。ふがいない、チームに貢献できなくて申し訳ない、という気持ちです」

丸山奏子　▲141.6pt　26位/32人

「今シーズンが始まる際、昨シーズンで初めてプラスだったので今シーズンもプラスを、という目標を立てていたのですが、それが実現できなかったのはすごく悔しいです。ただ、最初のほうに控え室で園田さんに「『なんなん』を使っていいよ」「『まくらーれん』を使っていいよ」と言われていた試合を改めて見返してみたのですが、未来は変わっていなくてももっとできたことはあった、ということを思った部分がありました。そのときには戻れないですけど、これからの自分のいろいろな試合に生かせるよう、今回の結果は苦しかったですけど、それもひっくるめて全部自分の成長につなげたいと思いました。自分のやってきた蓄積が増えて新たに気付いた部分もあったので、もっと自分の成長が必要だと受け止めています」

越山剛監督

「選手それぞれ、この1年だけではなくそれまでも含めて努力・研鑽を重ねてコンディションも整えて臨んで、都度最善の選択、こちらのほうが得だという選択を重ねて出た結果で、麻雀はどうしてもそういうゲームであるところがあります。これ以上もっとやることがあったのではないかというのはあるのかもしれないですけど、おおまかな視点としてはそれはないので、しょうがないですね。ずっと常に勝ち続けているチームはないですし、これを受け入れて胸に刻んで、次に勝ったときに『良かったね』と言えるようにやる、それだけです。

（今後のチームについて）選手に関しては常に、いい選手はいっぱいいると思っています。ただ難しいと思うのは、フィジカルのスポーツではないので、こういう規定がなかったとしても替え時が難しいところがあります。いつなのかという話が常についてくる中で、しかもいなくなる選手が4人の中で誰だとしても、来年勝てないとはとても思えません。本当に難しいルールだと思いますし、どうしようと思います。Mリーグができてからはじめて選手を入れ替えるとなるのですごく難しいと思っていますし、結局は決めの問題でしかないので、覚悟を決めて、ということだと思います」
──まだMリーグで2回優勝したチームはありませんが、その点についての思いはありますか。

越山剛監督

「まるでないですね。もちろん、最初に2回目の優勝をしたいというのはありますけど、ABEMASの優勝は素晴らしいと思いますし、仮に風林火山が勝っていても、それは素晴らしいことです。先に2度勝ったチームが強いゲームでもないですし、そういうゴール設定はそもそもMリーグでされていないので、そうなったら来年追いつけ再来年追い越せ、でしかありません。どこが優勝したらいい、悪いはありません」