求道者が到達した柔らかさ【Mリーグ2023-24観戦記 11/7】担当記者 越野智紀

三局連続リーチを破壊して、勢いよくトップ争いに名乗りを挙げた高宮選手に対して

前を走る萩原選手は冷静な対応。
カン【3ピン】ダマテンから

【2ソウ】をポンして【4ピン】【5ピン】へと待ちを変え


着実に局を進めていきます。

南4局

親番の小林選手は遠いチャンタ三色を見切り、【東】と赤を使ってのアガリを狙う【8マン】切りを選択。

まずは岡田選手のハネツモ条件を消すことを目標としていましたが、状況は常に変化していくもので

萩原選手の【7ソウ】リャンメンチーを見て

赤を使っていたら間に合わないと、【東】をポンして【赤5ソウ】切り。
U-NEXT Piratesに代々伝わるイシバシを召喚しました。

この選択が功を奏し、岡田選手からの直撃でハネツモ条件を消すことに成功した小林選手。

放銃を恐れずに打てる親番という良い環境を作りました。

この危険な状況を察知した萩原選手は、絞らない展開になることを想定してHONDAのエンジンを搭載。

2巡目ピンズ喰い伸ばし【發】バックという意外過ぎる仕掛けを敢行すると

これが仕上がり、鮮やかな逃げ切りでのトップとなりました。

新しいスタイルで個人成績をプラスに戻し、チームも2位へと浮上させた萩原選手。
今年も雷電の麻雀は面白いんです。

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