ヴァルキュリアの転生! 端寄りの貴婦人・浅見真紀が魅せた ジュンチャンの一撃!【Mリーグ2023-24観戦記 11/21】担当記者 ZERO / 沖中祐也

【白】ポンは【白】ホンイツ・ドラ(【2ピン】)で8000点が確定するのでポン。
あとは【赤5ピン】もポンか。【9ピン】はどうしよう。

すぐに【9ピン】が打たれるが…

日向はスッとツモ山に手を伸ばす。
検証してみよう。

ポンするルートも有力だと思う。
3900点だと直撃でしか逆転できないわけではない。7600点差ということは1300/2600で逆転できるのだ。
つまり

【白】【白】【2ピン】【3ピン】【4ピン】【5ピン】【5ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】 ポン【9ピン】【9ピン】【9ピン】
【白】【白】【2ピン】【3ピン】【4ピン】【5ピン】【5ピン】【6ピン】【7ピン】【8ピン】 ポン【9ピン】【9ピン】【9ピン】

こんな最終形になったとしてもどこをツモっても逆転となる。

また
【9ピン】を加カンする
・ドラをツモる
・赤をツモる
・無事【白】が鳴ける、ツモる
・誰かがカンをしてドラが乗る
・望外に直撃できる
・浅見からリーチ棒が出る
など、それぞれの確率は低いものの、全部合わせたらそれなりにはなりそうだ。

だが、日向は【9ピン】をポンすることによって要の【白】が出づらくなってしまうことや、浅見からピンズが出なくなることを重く見てスルーした。

実際に、浅見のガードは素晴らしかった。
さきほどは【9ピン】を切ったが、日向からピンズの香りを感じ取ると

もう金輪際ピンズや字牌を降ろすことなく、守備を固める。

日向ががんじがらめになったところで…

優の勘弁してくれといった400/700のツモで幕を下ろし…

会場がドリブンズグリーンに染まったのだ。

2戦目もたろうが仲林との激闘を制し、デイリーダブル。

ドリブンズは6位に浮上した。

マクラーレルの呪縛を打ち破ったドリブンズは、もう上を目指すだけである。

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