大三元テンパイで猿川真寿が手を伸ばした、ハイテイ牌の行方 担当記者 ゆうせー【Mリーグ2023-24観戦記 11/23】

(解析は、https://note.com/tyoko_tenhou6dan/n/na4e6cfa512c6 から著者が購入しました。)

このようになる。

ちなみに、下の「リーチ推奨度」を考えるパターンの中に、そもそも「打【1ピン】としてリーチをしない」も入っているので、「打【2マン】とするなら」もう少しリーチの幅は増えそうだ。

ただ、「明らかな間違いとは言えない」ものの、少ない枚数のリーチを打ち、本手の人に手格好で押されて負けてしまった、と考えるのが妥当ではないだろうか。

辛いところではあるが、一考の余地はあったように思う。

そんな心にくる展開が、ふとしたほころびを生むのは麻雀ではよくあることだ。

続く東3局1本場、高宮のリーチを受けて、

猿川はこのイーシャンテンから、

【2ピン】を切った。

ここは打【1ピン】として、【2ピン】をヘッド固定するメンタンピンドラ1確定ルートがいいだろう。

【2ピン】は、テンパイ枚数こそ多いものの、リャンメンを引いたら愚形テンパイになってしまうので、めくり合いを挑むには厳しい。

それなら【1ピン】を切り、打点と好形を確定させて勝負する方がいい。ツモ【4ピン】の234に対応することも出来る。

NAGAも、

このような解析結果となった。

ちょっと負の連鎖が続いてしまった印象ではある。ここから、また立て直して欲しいと願う。

インタビューでは、

「一戦一戦から得るものは、勝っても負けてもある」

と語って前を向いた猿川。

場数による経験が、猿川を、「全員がMリーグ初参戦」のBEASTを強くするのは間違いないだろう。

胸が痛い─

「挑戦者」「挽回」

とも語った猿川、そしてBEASTの麻雀にこれからも注目していきたい。

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