(解析は、https://note.com/tyoko_tenhou6dan/n/na4e6cfa512c6 から著者が購入しました。)
このようになる。
ちなみに、下の「リーチ推奨度」を考えるパターンの中に、そもそも「打としてリーチをしない」も入っているので、「打とするなら」もう少しリーチの幅は増えそうだ。
ただ、「明らかな間違いとは言えない」ものの、少ない枚数のリーチを打ち、本手の人に手格好で押されて負けてしまった、と考えるのが妥当ではないだろうか。
辛いところではあるが、一考の余地はあったように思う。
そんな心にくる展開が、ふとしたほころびを生むのは麻雀ではよくあることだ。
続く東3局1本場、高宮のリーチを受けて、
猿川はこのイーシャンテンから、
を切った。
ここは打として、をヘッド固定するメンタンピンドラ1確定ルートがいいだろう。
打は、テンパイ枚数こそ多いものの、リャンメンを引いたら愚形テンパイになってしまうので、めくり合いを挑むには厳しい。
それならを切り、打点と好形を確定させて勝負する方がいい。ツモの234に対応することも出来る。
NAGAも、
このような解析結果となった。
ちょっと負の連鎖が続いてしまった印象ではある。ここから、また立て直して欲しいと願う。
インタビューでは、
「一戦一戦から得るものは、勝っても負けてもある」
と語って前を向いた猿川。
場数による経験が、猿川を、「全員がMリーグ初参戦」のBEASTを強くするのは間違いないだろう。
胸が痛い─
「挑戦者」「挽回」
とも語った猿川、そしてBEASTの麻雀にこれからも注目していきたい。
京大法学部卒の元塾講師。オンライン麻雀「天鳳」では全国ランキング1位。「雀魂」では4人打ち最高位の魂天に到達。最近は、YouTubeでの麻雀講義や実況プレイ、戦術note執筆、そして牌譜添削指導に力を入れている、麻雀界では知る人ぞ知る異才。「実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義」の著者であり、元Mリーガー朝倉康心プロの実兄。x:@getawonarashite