ゲームメイクの天才堀慎吾に食らいつくセレブ打法全開の黒沢咲、熾烈な2着争いを制するのは…【Mリーグ2023-24観戦記 12/15】担当記者 徳岡明信

堀に痛恨の3900は4500点の放銃となってしまう。

堀のゲームメイクと手順が冴え渡っている。
現状の最善手をきっちりこなしていく姿は異名通りの「小さな天才」

全てが堀の手の中で転がされている南場もいよいよオーラスへ。

「リーチ！」
力強い発声とモーションで4巡目に黒沢からのリーチが飛んできた。
アガれば3着は確定、一発や裏ドラ次第では2着も充分にある。

高宮としては倍満を放銃してもトップという状況だ。
そうなればこのイーシャンテンなら真っすぐに手を進めてを打ち抜いた。

これが何と裏3で跳満になり大きすぎる4→2着へ！
順位点も含めると52000点分の価値があるアガリとなった。

黒沢の全3回のアガリが全て跳満と、まさにセレブ打法を魅せつけて2着を奪取した！

一時は箱下7000点と絶望的な点差であったが、持ち前の打点力のおかげで大きな価値のある2着となった。
激動の点数移動となったこの半荘、安堵の中に疲れが隠せないインタビューとなった。

高宮が個人2連勝となる復活宣言のトップを獲得し、KONAMI麻雀格闘俱楽部も200Pオーバーまでポイントを伸ばした。

上位4チームが200ｐ台の中で犇めき合っている。
この熾烈な戦いから頭1つ抜け出すチームは果たしてどこになるのか。
まだまだ予断を許さない後半戦、戦いの熱狂は更に増していく。