12月17日、東京・六本木の泉ガーデンギャラリーにて「雀魂ファン感謝祭2023冬」が開催された。会場にはおよそ300人の雀魂ファン・麻雀ファンが足を運び、ゲストと共に心ゆくまで雀魂を楽しんだ。
当日のメインイベントは、4チームに分かれてのチーム対抗戦。参加者はプロ雀士4名をリーダーとするチームに参加し、他チームの参加者と東風戦で対局。トップを獲った回数×1000点をリーダーの持ち点として、最終戦のリーダ
ー対決で勝負するシステムとなっている。リーダーは、雀魂を使用したVTuberのリーグ戦「神域リーグ」の監督を務めた4名となった。
青龍:村上淳(チームアトラス)
朱雀:多井隆晴(チームアキレス)
白虎:鈴木たろう(チームゼウス)
玄武:渋川難波(チームグラディウス)
リーダーの4名は対局だけでなく、会場内を回って自チームの選手にアドバイスを送ったりしながら、プロにチャレンジできるコーナーでは参加者との対局で会場を盛り上げ、リーダー戦では真剣勝負を繰り広げた。
会場内では大会と別で自由に参加できるフリー卓もあり、リーダー対局の実況・解説を務める朝倉康心プロ・麻宮あかねプロ、雀魂のキャラクター「カーヴィ」のコスプレをした小倉ゆさプロが対局、参加者とトークをしながら雀魂をプレイし、ファンと交流していた。
会場内には雀魂を感じられる等身大パネルや内装、協賛する各企業のブースやリアル麻雀が打てるスペースが設けられた他、物販ブースでは雀魂グッズも販売。会場内はまさに雀魂一色で、日頃はオンラインで雀魂を楽しむ人たちがリアルの場で対局を楽しみ、さらにトッププロと交流できるということで、ファンにとってはたまらない一日になった様子だった。
多井隆晴
「僕はこういうことをやりたくて、雀魂やVTuberの人たちといろいろやってきたので、満足しています。麻雀好きの人、雀魂好きの人たちが楽しめればと思っていました。これからも雀魂のために頑張って、盛り上げていきたいと思います」
鈴木たろう
「すごいイベントでした。会場もMリーグのPV会場と変わらないくらいで、これだけ大きな規模ということに驚いています。今日も約300人の人が来てくれたということですが、応募はその何倍もあったと聞いていますし、何千人という人が来ようとしてくれたことが本当にうれしいです。実際にファンと会えるイベントで話を聞くと、雀魂から麻雀を始めた人が本当に増えています。すごい影響力だと実感していますし、今後もいろいろなイベントに参加させてもらえたらと思います」
村上淳
「僕はネット麻雀をやっていなかったですし、VTuberの存在もほとんど知らない状況でした。そこで多井さんに誘ってもらって神域リーグの監督をしたことで、僕を知ってファンになってくださったという人もたくさんできました。Mリーグを見始めるきっかけが神域リーグだったという生の声もたくさんあって、Mリーグの熱狂にもすごく貢献できていると思いますし、神域リーグに誘ってもらってVTuberの方と仲良くさせてもらっていることは、人生の転機になりました。多井さん、雀魂さんやYostarさんを含め、本当に感謝しかないです」
渋川難波
「今日のイベントには若い人がたくさんいて、みんな楽しそうでしたし、僕も面白かったです。他のイベントで全然見かけない人ばかりで、こういうイベントに初めて参加した人もたくさんいたと思いますし、これをきっかけにリアルで集まって麻雀をやるのも楽しいとなって、実際の麻雀大会に出るなどして、麻雀をどんどん楽しんでもらいたいと思います。今回のイベントも募集からすぐにたくさんの応募があったそうなので、1万人規模のイベントもできそうな気がしますし、麻雀でそんなことができたら本当にすごいですよね。これからも一緒に頑張っていきたいです」
■当日の様子はこちら
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。