リボンの狂戦士
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2024年1月18日
東家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
南家:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
西家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
こちらは、
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Mリーグ初年度、2018年に見せた高宮の表情である。
面持ちから悔しさが滲み出ているが、似たような表情は、
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この試合でも見られた。
それは東1局のことだった。
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ドラがアンコの手で、高めは456三色。弩級のリーチをかけた高宮。
しかし、
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追っかけてきた太に、アガリをさらわれてしまう。
しかも、太がツモったのは高宮のアガリ牌だ。
この瞬間に、高宮の表情が崩れたというわけだ。
もちろん悔しいものは悔しい。
しかし、これくらいのことで高宮はへこたれるはずがない。
再び、前を向いて戦っていく。
さて、お気づきの方も多いかと思うが、
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高宮はこの試合に「リボン」をつけて臨んでいた。
これは、
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チームメイトの伊達から受け継いだ、いわばバトン。
結んだ髪に気合いを乗せて、高宮は突き進んでいく。
このようにチームや選手で変わるアクセサリーや髪型もまた、Mリーグの楽しみのひとつだ。
さて、Mリーグ開幕から変わらない高宮の武器は「真っ直ぐに突き進む攻撃力」だ。
東2局1本場、
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再び、高め三色の手を組み上げてリーチへ踏み切ると、
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安めながらも一発ツモ!
リーチ一発ツモピンフ赤ドラのハネマンで、一躍トップ目へと躍り出る。
さらに、南1局では、
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トップ目から、カンを音速リーチ!
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これを、
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一発ツモ!
2000-4000の加点で他家を突き放すことに成功する。
極めつけは、南3局親番での…
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2巡目七対子赤赤のリーチだ!
しかも、を切っての
待ち!
奇しくもは、
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魚谷の手にトイツで入っていた。
オートマチックに打ち出されていくのも無理はない。
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