予定通りに赤を見せずにチー。
他家からの警戒度を下げて2フーロ目以降のしやすさを上げます。
細かいことですが大事なことです。
その後、園田選手からのリーチを受けるもをポンして応戦し
ペンも鳴けて満貫のツモアガリとなりました。
東4局1本場。
茅森早香は絶望していました。
あまりの配牌の悪さに。
ドラのと役牌のが重なるも依然として苦しい形のままで、画面上に表示された「持ち持ち」の用語解説にも何やら嫌な予感がしましたが
も重なり人並みの手牌まで成長すると、ドラを仕掛けて攻めに転じました。
からのトイツ落としで茅森選手の手を役牌絡みと断定していた園田選手。
さらにの切り出しからドラをポンしてといった茅森選手の切り順を見て、国士やチートイツといった変則手からの移行で、まだ苦しい形と読むと
有利な勝負ができると判断してリーチを選択しました。
ドラポンとリーチに挟まれたトップ目の仲林選手は、少考後に
のトイツ落とし。
前巡の茅森選手の切りの時の逡巡でテンパイしていないと判断した仲林選手は、二番手の園田選手が苦しくなるようにとアシストを敢行。※茅森選手の切りを何度も見ましたが、迷わず切っているように見えました
持ち持ちのが鳴けた茅森選手はこれでペンのテンパイが入ります。
「ちょっと、茅森さんが欲しいっていうのは知ってるでしょ?」と、悲しそうな園田選手。
「立場が逆なら園田さんだって切りますよね?」と、一仕事終えて涼しい顔の仲林選手。
仲林選手の計画通りにことが進み
園田選手が転落。
バラバラな手牌が満貫になった茅森選手が戦線復帰となりました。
この日の試合の前に
菅原千瑛とBEAST Japanextは計画していました。
残された試合の半分を使い、2月27日の試合までに6位と200ポイント差以内に入ることを。
200ポイントはトップラスを2回決めれば1日で入れ替わることも充分可能な差。
現状6位のEX風林火山との直接対決がある2月27日に一撃で首元に牙が届くよう、BEASTは目標を定めていました。
ラス目から満貫をアガった菅原選手は
次局、配牌でタンヤオ・三色・赤のテンパイ。
ただリーチをかけるかどうかは難しい手牌でした。
ダマテンでも高いことや待ちの変化があること。
さらに待ちが変化した先には打点の上昇もついてくることがダマテンにする理由として挙げられます。
2巡目ならダマテン寄りですが、1巡目だと嬉しくて悩ましいといった手牌です。
「大介さんダブリーに5は通るっていってたしな」
と、その思考を逆手に取ったかのようなダブルリーチを選択。
与えられた素材で勝負に出ると
終盤まで時間をかけてダブルリーチ・ツモ・タンヤオ・三色・赤のハネマンのアガリ。
2局で全員を抜き去り