その必然の状態を作り出すと、
南2局
ほらね! と言わんばかりの三色やってくださいの配牌を貰い
ここまで来たら、その先は…
ビーストファンお待ちかねの
「リーチ!」
猿川
「…。」
ではなかった。
そしてツモにより、
本日最大の何切ってどうする?
の登場である。
猿川
「最初はが良さそうかなと思ってたんですが、本田さんだけ情報無かったので。赤もあるし2,000オールも大きく、アガリ逃しは痛いかなと。」
この試合、初めての長考を入れると
を横に曲げて堂々とリーチ宣言とした。
は目に見えて山には残っていない。
高めのも1枚と打点の面で価値は落ちる。
それは
チームカラーと合ってない事を意味していた。
それでも
猿川は自分らしく向き合い
三色崩れと少し不格好だったが、チーム・サポーター、そして…
本日2月2日は夫婦の日。
最愛なる妻へ
ツモ
華やかな色は誕生日プレゼント・逆転トップを届ける証であった。
以前のインタビューで猿川は
「僕達はまだ1年目。良くも悪くも、どんどん吸収して成長していくチーム。」
また
先日、悲願の初トップを決めた中田の試合後の言葉も印象的であった。
中田花奈
「もしかしたら見ている人がイライラしちゃうかもしれない。でも一回、自分らしく打ちたいなって。自分の好きな麻雀を…。」
序盤はチーム方針として“こう打たないと”。
見えないプレッシャーが知らない所で負担になっていたのかもしれない。
そんな一抹な不安を頼れるキャプテンが、猿川真寿が背中で払拭していく。
セミファイナルへのビーストロードが消えないように。
それと同時に、巻き返しを誓って牙を向ける準備は整った。