南1局には、リーチ赤赤ドラ3のアガリを決めて、再びトップ目の白鳥に迫る。
そして、接戦の中、瑞原は2着目でオーラスを迎える。
トップの白鳥とは2600点差。
この配牌から瑞原は、
赤固定の打とし、を残した。
狙いは789の三色。
これが、
見事、奏功する。
思惑通りのテンパイ形を組み上げて、
ツモ三色赤、2000-4000のツモアガリで、逆転トップを決めた。
ウイニング水飲みも決めた。
これで、瑞原個人としては、
(2戦目終了後のスコア)
チームメイトの優に迫る第2位に。前人未到である、二度目のMVPが現実的になってきた。
一方で、
ボーダーをめぐる争いでは、めくり合いでの放銃が響いたフェニックスの醍醐が痛恨の4着となった。
このあとのインタビューで瑞原が、
「麻雀牌たちがいい子で…」
と語ったのは、冒頭で紹介した、麻雀牌を可愛がってあげる、という話が頭にあったのだろう。
そして、
襟川レポーターが担当のときにPiratesはなんとここまで全連対。
いとしのエリーにも会えて、ウホウホな瑞原であった。
これで、
500ポイントを越えて、頭一つ抜けた首位となったPirates。
二度目の優勝に向け、航路は明るい。
京大法学部卒の元塾講師。オンライン麻雀「天鳳」では全国ランキング1位。「雀魂」では4人打ち最高位の魂天に到達。最近は、YouTubeでの麻雀講義や実況プレイ、戦術note執筆、そして牌譜添削指導に力を入れている、麻雀界では知る人ぞ知る異才。「実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義」の著者であり、元Mリーガー朝倉康心プロの実兄。x:@getawonarashite