「みんなー！
待たせたなー！！」
〜ヴァルキュリア・
リターンズ〜
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2024年4月11日
３月４日以来。
ラス回避率１位のタイトルと共に、
伊達朱里紗がMリーグに帰ってきた。
しかも、
その戦法に厚みを増して──
第1試合
東家：岡田紗佳（KADOKAWAサクラナイツ）
南家：浅見真紀（赤坂ドリブンズ）
西家：二階堂瑠美（EX風林火山）
北家：伊達朱里紗（KONAMI麻雀格闘倶楽部）
今日は、伊達の「変幻自在」な戦法をとことん取り上げていく。対照的なものも多くて面白いので、ぜひ楽しみながら読んでいただきたい。
東２局１本場は、“いつも通り”の、
スリムに構えた５ブロック打法。
受け気味の進行で、
ション牌の
と
をギュッと押さえ込み、
親の浅見に楽をさせなかった。この局は流局。
その後、満貫をツモってトップになった伊達は、
東３局の３本場で、
ここから、
打
。
この局も、中盤で目一杯にはしない道を選ぶ。
さらに12巡目には、
慎重に、もう１枚を外す。
しかし、ここからが違う。
捨て牌三段目に入り、
各者、動いてきたのを見て、
伊達は、
ポン、
ポンと仕掛けて、
全員テンパイに持ち込んだ！
中盤を引き気味に進めながらも、そのままただオリるわけではない。
後半で「いける」と見るや、ギアを切り替えて鋭く踏み込む。
伊達の「終盤力」が表れていた一局だった。
続く東３局１本場は、
ここから打
。
序盤なので、リーチ手順だけでなく、大物手であるホンイツの含みも残しつつ進める、いわゆる「斜め前進」のような進行だ。
これが、
中盤には、このリーチに。
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