「ポン」
「ポン」
ここまで苦しい展開の亜樹が序盤から勢いよく2フーロ。
そして恋人のドラにも早々に別れを告げてマンズのホンイツへ向かう。
園田も魅力のある手のイーシャンテン。
亜樹の速度感を感じているのは当然で、
を切ってタンヤオチートイツのイーシャンテンに取る事も出来るが
ここはマンズをいち早く処理してメンツ手ＭＡＸに受けたい。
ということでここは
のトイツに手をかけていく。
(亜樹ちゃんが張る前に…その前にテンパりたいよ…)
(うわぁ～…
余っちゃたよぉ～…)
(しかも
…これはポンとかロンでも全然おかしくないし…
とはいえ、まだが余っただけだからテンパってない事も多いし、ポンからのや
が間に合わずでロンって流れが一番最悪だから…）
(ここはから先にいってテンパったら勝負や！)
極限の攻め込みを見せる園田の手順。
この先打ちは地味ながら攻守のバランスが最大限に取れた珠玉の一打に見える。
しかしここに新たな追っ手が。
トップ目の瑞原がション牌の
をカチ込んでリーチと来たのだ。
(明奈ちゃんの来ちゃったかぁ～…通過したからの保有率上がっちゃたなぁ～…
とか言ってたらツモリ三暗刻のテンパイした！ 明奈ちゃんからの直撃もめちゃくちゃデカい！ 残り少ないこんなチャンス戦わずにおれん！)
宣言牌のが気合の入り過ぎで卓に斜めにつき刺さる。
そのぐらい園田の手に力が入った勝負所のリーチ。
ここでのめくり合いが今後の運命を大きく分けるといっても過言では無い戦いROUND2
お互いのアガリ牌であるが山に1枚眠っている。
山から引き当てる事が出来たのは…
「ツモっ」
(それワイの…また腕力…)
瑞原だって頭取りの麻雀をしっかり熟知している。
トップ目からでもこのようなリーチをしっかり打ってアガリを捥ぎ取りにいく姿勢は強者の証だ。
自らのアガリで局を進めにいった瑞原に軍配が上がる。
(くぅ～…一世一代の大勝負のめくり合い負けちまったぜ…
いやでも次は親番や！ここがホントの勝負どこ…)
「ロンっ」
(あっさり終わった～…)
園田の親もピンプのみのアガリで華麗に交わす瑞原。
盤石の進行でオーラスまで辿り着いた。
激しいアガリ合戦もいよいよ南4局へ
「ポン！」
「ポン！」
「ポン！」
この記事が気に入ったら
フォローをお願いいたします！
最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします！
