渋谷ABEMAS
レギュラーシーズン ▲22.1pt 6位
セミファイナル ▲162.7pt 5位
©Mリーグ
(左から)日向藍子 多井隆晴 白鳥翔 松本吉弘 塚本泰隆監督
多井隆晴 +30.6 13位/36人
「今までいつもABEMASはファイナルに残っていましたし、個人の話になりますけど、最終戦は僕が5年連続で打っていて、今日この日に麻雀を打たなかったことはないので、試合は全部見ていましたけど、Mリーグが新しいものになったのかな、という感じは少ししました。選手やチームどうこうというよりは、何か違うものを見ている感覚で、今日の試合を見ていました。
パイレーツさんがすごく参加率の高い麻雀というか、ほとんどの局で参加しているなというタイプの麻雀で、それがこの36人のMリーグでピタッと合ったというイメージがあります。ABEMASの麻雀はそこまで参加率が高くないので、来期は少し自分のバランスを変えつつ、僕がガラッと変えるとチームも少しは変わると思うので、少し参加率を上げて、素直に今年の負けを認めて、少しパイレーツに寄せようかな、という気持ちで今はいます」
白鳥翔 ▲83.6 22位/36人
「もうちょっとやれたかな、というのが正直なところです。どこかでマイナスが続いてしまったときにプレッシャーを感じて、自分的にはミスかなと思うところも多々ありましたし、そこは改善点かなと思いますけど、今回の負けによって身が引き締まったというか、そこから稽古量もめちゃめちゃ増やしていますし、来期戦えることを前提に話しますけど、来期に向けた戦いがもう始まっているかな、という感じでした。
レギュラーシーズンで自分がマイナスしてしまったことで、セミファイナルとかにもう少しポイントを持っていけていたらまた戦い方も違ったと思うので、チームの中でこういうことを言うことはなかったですけど、今回負けたのはかなり僕のせいだなと本当に思っています。来期は必ず勝ちます」
松本吉弘 +100.0 10位/36人
「レギュラーシーズンが96試合ある中で、32試合で打ちました。ちょうど3分の1です。ポイントをプラスにはできましたけど、打てば打つほどプラスのポイントになる可能性は大きくなると思うので、大きくポイントを持ち帰れなかった責任はすごく感じました。チームの3人や監督も『MVPを狙え』と言ってくれるとか、僕が回数をいっぱい打てるのが喜び、みたいなところを分かってくれて、3人とも監督も喜んで行かせてくれたんです。メンタル的な部分ではすごく気持ちよく打てたので、たらればにはなりますけど、もっとポイントを持って帰って楽にできたかなと思っています。それがたくさん打った者の務めだと思うので、そこについて後悔は残ります。優勝した年も含めて後悔しなかったシーズンはなかったのですが、そこでもっと奮起して盛り立てられたら、という気持ちがあります」
日向藍子 ▲69.1 21位/36人
「個人成績マイナスは純粋に悔しいですし、セミファイナルでまた挽回しようという気持ちで挑むような気持ちでしたけど、ちゃんと力にはなれていなかったですね。自分が打った試合は全部見直していて、どこが敗因になったか、これはよくなかった判断かとかは全部繰り返し見ていますけど、そんなにズレたようなことは正直ないかな、という印象でした。結果としてはマイナスなんですけど、大きく修正しなければいけないという印象ではなかったので、また練習して挑む、を繰り返していたような感じでした」
塚本泰隆監督
「監督をするにあたり、僕自体は何の不安もなかったです。選手のみなさんはすごく立派ですし、麻雀のことやチームの雰囲気も含めて、僕がやれることはそんなにないなと思ったところがあったのですが、とはいえずっとファイナルに残って結果を出し続けてきた王者たるチームが、僕が監督になって1年でファイナルに進めず、となったのは、皆さんがいろいろとお話しをされていましたけど、僕自体の采配やチームマネジメントに対して責任があると思っています。
藤田晋前監督からは『好きなように、自分の思ったように』ということでずっと信じていただいていて、苦しいときに声をかけていただきましたし、調子がいいときも『よかったね』というような形でしたので、采配に対してのアドバイスなどは全くなかったんですけど、いつも精神的にずっと寄り添ってくれていたという感じです」